#555 『削り昆布』(15/1/18 放送)

秋田県 横手市 増田地区

おぼろ昆布の仕上がりは極薄。一枚一枚がふわりとした形状であることに加え、この技術を習得するには、根気強い修練が必要です。佐藤こんぶ店では、受験勉強も根気強く頑張れるように、そして羽衣をまとって天高く昇るがごとく合格することを願い、この昆布を「羽衣」と命名。削り昆布は、内陸のこの地域では江戸時代から伝統的に作られ、冬の貴重な栄養源とされてきました。

#555

■ DIRECTOR'S COMMENT

横手市は、内蔵のある町として有名です。近年、観光地にもなりました。そして、こちらの佐藤こんぶ店さんも蔵のある家です。合格を祈願するこの削り昆布「羽衣」は、受験の寒い時期に、子どもに栄養をつけてほしいということから生まれたとのこと。神主を呼んで祈祷してもらった道具で作業をしているそうです。普段は、合格の鉢巻きをつけて作業をされています。受験生の皆さんは、是非この削り昆布の力で合格を手にしてほしいです!(鈴木和宣)

■ ACCESS

十文字駅から佐藤こんぶ店まで車で約10分

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