#566 『播州そろばん作り』(15/4/5 放送)

兵庫県 小野市

播州そろばんは、400年を超える伝統と歴史を誇ります。経済産業大臣より伝統的工芸品に指定されている小野市の特産品で、手作業で一つ一つ作り上げています。工芸士は、木箱に入った珠の中に、軸がついた骨組みを沈め、かき回します。すると、取りだした時に軸にずらりと玉が刺さっています。作業場には、そんな無数のそろばん玉がぶつかり合う音が響きます。

#566

■ DIRECTOR'S COMMENT

作業を見ていて、「きっと意外と簡単に入るものだろう…」と思って、箱の中で軸に珠を入れる作業をやらせてもらったら、やはり技があるのか、職人さんほどうまく入りませんでした。ジャラジャラと音をたて、軸に入れたあとは、傷がついているものがないかなど確認し、あれば綺麗な珠と交換します。珠は他に、竹ひごをさして駒にして子どもたちにあげたり、竹ひごは耳かきにしたりと、そろばん以外にもいろんなものを作ってらっしゃいました。耳かきを僕もロケの時にもらったのですが、なめらかで良質です(鈴木響)

■ ACCESS

神戸駅から小野駅まで電車で約1時間

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