#570 『起し太鼓』(15/5/3 放送)

岐阜県 飛騨市

古川祭は、国の重要無形民俗文化財にも指定されている伝統神事。その中の祭事の一つに「起し太鼓」があります。この日、夜になると、まつり広場に太鼓の深い音が響き、起し太鼓が始まります。千灯あるといわれる提灯行列に先導され、さらしをまいた男たちが櫓をかつぎます。その上に大太鼓を乗せ、互いの腹をさらしで結びつけた二人の男が背中合わせに太鼓の上にまたがって、バチを振り下ろします。町の辻には「付け太鼓」と呼ばれる棒に付けた小太鼓を持った12組の若者集団が待ちかまえ、大太鼓に一番近づくという名誉を賭け激しく押し合います。

#570

■ DIRECTOR'S COMMENT

飛騨市は、以前からずっと行ってみたい!と思っており、今回ロケのお手伝いということで初めて行くことができました。昔ながらの街並みが残っており、素敵な地でした。起し太鼓は、本当に飛騨の人々の“やんちゃ”な精神を見ることができました。各組の若者集団は、お互いに負けじと、場を盛り上げたり、パフォーマンスをしていました。起し太鼓も始まると、古川の町は夜中までずっとその日は賑やかでした。(森野 好)

■ ACCESS

名古屋駅から飛騨古川駅まで新幹線で約2時間半

PAGE TOP

PAGE TOP