#597 『石かち行事』(15/11/8 放送)

富山県 南砺市

石かちは、南砺市利賀地域の秋の風物詩「ど?んと利賀の山祭り」の中の行事で、合掌造り家屋を新築する時に、基礎石を固定するために行われた儀式を再現しています。基礎石の上にやぐらを組み、中心に据えた木柱を綱を引くことで上下させ、石を突いて固めます。綱を引く際に福も引き寄せるとされる縁起の良い行事とされています。木柱が石を打つ「ドスン」という音が利賀地域の山々に響きます。

#597

■ DIRECTOR'S COMMENT

利賀地域は所謂“秘境”といったところで細い山道を通らないと行けないところでした。かつて、この地域の家は合掌造りで、昭和30年頃まで新築の際にはこの石かち行事が行われていたそうです。今ではこの行事は、秋の「山祭り」の一環として行われています。お祭りには、地元の食材を使った屋台を出していて、手打ちそばを食べたのですが、本当に美味しかったです。(鈴木響)

■ ACCESS

富山空港から南砺市内まで車で約1時間

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