#607 『北山杉の枝打ち』(16/1/17 放送)

京都府 京都市 北区

北山杉は、室町時代から茶室建築などに使われていました。枝打ちは、丸太表面に節痕の無い木肌に仕上げ、真円で強度のある丸太をつくるために行います。枝の付け根を幹より出ないように打ち落とし、良質な丸太に成長させます。枝打ちは、4~5年おきに、4~5回繰り返し行います。林の中には、そんな枝を打つ音が響いています。

#607

■ DIRECTOR'S COMMENT

北山杉は別名「北山丸太」とも言われその美しさ、強度のある木材として今では高級かつ貴重な材料として知られています。奇麗な丸太にするためにとても重要な「枝打ち」という作業ですが急な斜面を梯子1つで7~8m登り、1日に何本もの枝打ちをするというとても大変な作業です。この道50年の大ベテラン沢田さんに同行取材!1日中山に入り日が暮れるまで作業は行われ、昼食もお弁当を持参。以前には熊にも遭遇したとか!奇麗な丸太を作るためには苦労も惜しまない熟練の職人さんたちの気持ちがこれからも受け継がれて行きます。(亀井清行)

■ ACCESS

京都駅から京都北山杉の里総合センターまで車で約50分

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