#637 『大川内山の風鈴』(16/8/21 放送)
佐賀県 伊万里市
佐賀県伊万里市の「大川内山焼き」は、江戸時代に鍋島藩御用窯として始まり、現在まで400年以上続く焼き物の里として知られています。この地では、夏になると軒先に各窯元の風鈴がつるされ、心地よい音を奏でます。毎年6月から8月まで行われる「風鈴祭り」は、全国から沢山の人たちが訪れ、陶器でできた風鈴の音色に耳を傾けています。原料が石である磁器は、硬質のいい音がします。

■ DIRECTOR'S COMMENT
風光明美な山間で作られる「焼き物の風鈴」は、夏の暑さを癒してくれるそんな涼しげな音色を奏でています。撮影に伺ったこの日も35℃まで気温が上がりとても暑かったのですが、街中で聞える風鈴の音色に癒され撮影ができました。大きさや形で音の質は全く異なり焼き上げる温度によっても風鈴の音は変わるそうです。という事は完成した風鈴は「世界に1つだけ!」となります。自分の好きな音色の風鈴を探し歩くのも良いのではないでしょうか。(亀井清行)
■ ACCESS
佐賀空港から伊万里まで車で約1時間30分
