#809 『モルモット(テンジクネズミ)の橋渡り』(20/1/5 放送)

千葉県 市川市

市川市動植物園には約60匹のモルモットが飼育されています。獣舎を清掃して綺麗になったお部屋に戻るため、架けられた橋を渡って移動するモルモットたち。橋がちょうど1匹分の幅になっているため、一列に並んで前の仲間を追いかけるようにぞろぞろ行進していきます。開園日の午後にお客さんの前で行われ、モルモットたちの足音とお客さんの歓声が場内で聞こえてきます。

#809

■ DIRECTOR'S COMMENT

生まれて初めてモルモットの鳴き声を聞きました。鳴くこと自体知らなかったこともありますが、驚いたのはその声の大きいこと。飼育員さんに餌をねだる時の「キュイーン」の大合唱はすごかったです。SF映画の効果音を連想させるような鳴き声だと思いました。でも今回の現場で一番気になったのはモルモットではなく1頭のヒツジ。モルモットがいる市川市動植物園のなかよし広場にはヤギとヒツジが放たれているのですが、ヤギは3頭でヒツジは1頭のみ。日当たりの良い場所はヤギ達に占領され、日陰にポツンとたたずむヒツジのアズキちゃん。ケンカになるとヤギに角でつつかれてしまうヒツジのアズキちゃん。忙しい飼育員さんにあまりかまってもらえないヒツジのアズキちゃん、そんなアズキちゃんが一度だけ僕のそばにすり寄って来ました。なんともいえない表情のアズキちゃんと視線を交わすこと数秒の後、アズキちゃんは僕の足元でフンをまき散らし、去っていきました。アズキちゃんに良き仲間ができることを願っています。(千葉朋寛)

■ ACCESS

東京駅から市川市動植物園まで電車、車で約1時間30分

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