#810 『じゃばらの収穫』(20/1/12 放送)

和歌山県 北山村

北山村は、三重県と奈良県に囲まれた全国でも唯一の飛び地の村。この村には、その昔、柚子やスダチ、みかんとも異なる、少し変わった自然交配種の柑橘類の木がありました。それが「じゃばら」の木で、たった1本の木から町の過疎化を救う救世主として、大事に育てられ、今では村一番の特産品となりました。じゃばらは、食酢の代わりにし郷土料理である「さんま寿司」「めはり寿司」などに使ったり、焼酎に汁を入れたり、焼魚にかけたりと使い方は様々。広大な北山村のじゃばら畑からは、じゃばらを手際よく収穫する音が聞こえます。

#810

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回は村営で管理されている畑にお邪魔しました。じゃばら畑の農家の方に話を伺うと、夏場は北山村の筏師をしているんだとか。北山村といえば、音のソノリティでも過去に放送している「筏下り」と、今回のじゃばらが有名です。夏は筏師、秋冬はじゃばら農家として、兼任している人も村では多いそうです。(森野好)

■ ACCESS

南紀白浜空港から北山村まで車で約2時間

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