#818
『エゾシカ 冬の角突き』(20/3/8 放送)
北海道 野付半島
北海道(エゾ)の森林地帯に生息するエゾシカ。枝分かれした角はオスだけが持ち、繁殖期になると、強さを誇示するためにオス同士が角を突き合わせる。繁殖期以降もエゾシカの角突きが見ることができ、野付半島の自然からは鹿たちが力強く角を突き合う勇壮な音が聞こえてきます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回の野付半島では鹿のメスを見かけませんでした。それは、繁殖期を過ぎるとエゾ鹿はオスとメスのグループに分かれるからだそうです(驚きの生態)。だからこそ野付は角突きを見れるスポットでもあるのですが。日暮れになると、あちこちで鹿たちが角をガチャガチャとぶつけあっていました。繁殖期になると、半島の始まりから途中までずっと鹿だらけになるそうです。落ちていく夕日をバックに、ガチャガチャと角をぶつける姿は日本の残された自然の美しさを見せてくれるはずです。また今回は鹿の生態などについて、酪農学園大学 伊吾田宏正准教授・松浦友紀子特任教授にご教授いただき、ありがとうございました。(村上宗義)
■ ACCESS
中標津空港から野付半島まで車で約40分
