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『ハクモクレン 花の落ちる音』(20/3/22 放送)
神奈川県 藤沢市
遊行寺にある放生池のほとりでひときわ存在感を放つ一本のハクモクレン。樹齢は約40年で、白く美しい花を咲かせ3月中旬から4月上旬までが見ごろといわれています。花が咲き数日すると花びらが水面に落ちる静かな音が聞こえてきて、春の訪れを教えてくれます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
時宗総本山、ハクモクレンの散り際を見つけに何度も足を運んだ放生池。徳川綱吉の生類憐みの令で多くの人々が金魚などを放生したという池です。その頃から池には自然が育まれて来たのでしょうか、様々な生き物が顔を出しました。つがいの鴨、アオサギ、ムクドリ、シジュウカラ、ウグイス、エナガ、コゲラ、そして魚をとるカワセミの姿。池の中には亀、鯉、小魚、アメンボ。そしてリスもチョロチョロと。途中ふらりと来られた庭師の方は、このハクモクレンも枝ぶりからして自然のままに生えたのでしょう、見事な枝ぶりです、とおっしゃっていました。鳥が好きな方、自然を感じたい方、ぜひ一度足を運んで頂きたい素敵な場所です。（村上宗義）
■ ACCESS
藤沢駅から遊行寺まで徒歩で約15分