#826
『堺五月鯉幟』(20/5/3 放送)
大阪府 堺市
明治時代から作り続けられている堺五月鯉幟。鯉の背に跨る金太郎が特徴で、金太郎の全身は魔除けの色とされる赤で塗られています。数十種類の刷毛や筆など使い分け、一筆一筆丹念に顔料で染め上げていきます。この工房からは端午の節句を祝うための筆音が聞こえてきます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回の撮影地は大阪府堺市にある鯉のぼり工房「髙儀」さん。6代目のご主人 髙田さんは大阪府で唯一の手描き鯉のぼり職人です。大きな純白の綿布に、様々な筆や刷毛や顔料を駆使して、あのダイナミックで色鮮やかな鯉のぼりを描いているのですが、何がすごいって下書きが一切ないんです。鯉の目玉の位置を決めたらあとはもうフリーハンド。当然ながら描き間違いはもちろん、顔料の跳ねなどの小さなシミも許されません。作業中の工房内は鯉のぼりを描く音と、職人さんの集中力が生み出す緊張感が混在してました。(千葉朋寛)
■ ACCESS
JR阪和線 津久野駅から堺五月鯉幟・高儀まで車で約8分
