#829
『絶滅が危惧される生き物たち』(20/5/24 放送)
北海道・沖縄県
クマゲラ・・・全長約46cmのキツツキ目キツツキ科の野鳥。クマゲラは日本最大のキツツキの仲間。翼を広げるとその大きさは約66cmほどあると言われています。全身は黒色で頭のみ赤い色をしています。「キョーン キョーン」や「コロコロコロ」などユニークな鳴き声で鳴きます。
ヤンバルクイナ・・・全長約35cm、体重約420gのツル目クイナ科の野鳥。沖縄の「やんばる」と呼ばれる地域に生息しており、翼が小さく筋肉も発達していないためほとんど飛ぶことができない鳥。胸から腹にかけての白と黒のしま模様と、真っ赤なくちばしが特徴。
クロツラヘラサギ・・・全長約75cm、体重1.5kg~2.2kgのコウノトリ目トキ科の野鳥。東アジアにのみ生息し、全世界に約2000羽しかいない世界的な絶滅危惧種。その名の通り、黒い顔とヘラ状のくちばしが特徴です。
■ DIRECTOR'S COMMENT
私達が森林伐採など環境を変えてしまうことで、生物の住処を奪ってしまい絶滅危惧へと導いてしまっています。クロツラヘラサギは一時期、世界で300羽を下回るほど、個体数が減ってしまったそうですが昨年では4000羽を上回るほど回復したそうです。これも保護運動に力を注いでくださった方々がいるからこその結果だと思います。人間の行動によって命を奪ってしまわないようにしていきたいと改めて思いました。(中野宏美)
■ ACCESS
クマゲラ:旭川空港から富良野まで車で約1時間
ヤンバルクイナ:那覇空港からまで国頭村まで車で約2時間
クロツラヘラサギ:那覇空港から豊見城市まで車で約20分
