#835
『上野 時の鐘』(20/7/5 放送)
東京都 台東区
上野公園内に、寛文6年(1666)に設けられた鐘で、江戸の市民に時刻を知らせていた時の鐘。江戸時代の俳人として知られる松尾芭蕉が、この鐘をモデルに俳句を詠んだと言われており、現在も朝夕6時と正午の3回鳴り響いています。江戸時代の生活に欠かせなかった音が今も聞こえてきます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回の撮影でおじゃました早朝、ラジオ体操に向かう方が鐘がなり終わったところで「ありがとうございます!」と鐘に向かって大きな声で挨拶していたのが印象的でした。聞けば、毎朝そうしているんだそう。都会のど真ん中にあるこの鐘は、今も昔も庶民の生活に根ざしているのだなと思います。(島袋みさと)
■ ACCESS
上野駅から時の鐘まで徒歩で約10分
