#837
『コマドリの鳴き声』(20/7/19 放送)
北海道 釧路町
コマドリは全長約14cmで鮮やかなオレンジ色をしています。日本では夏鳥で、ほぼ全国の山地の森林に生息しています。スズメほどの大きさですが「ヒンカラカラカラカラ」と、おどろくほど力強く鳴きます。この声が馬のいななきに似ているところから駒鳥の名がつきました。北海道にある自然公園の中にさえずりの声が響き渡ります。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回撮影したコマドリは早朝から鳴き始め、1,2時間で全く鳴かなくなります。それでもこの釧路の公園は、野鳥撮影に有名な場所らしく、全国から人が訪れるのだそうです。ヒンカラカラカラという鳴き声を探して、今日もきっと誰かがコマドリを撮影に行っている事でしょう。耳を澄ますと確かに馬の鳴き声に聞こえなくもない。。あれほど小さな体から、よく大きな動物を想像させる声を出せるものです。どうしてその鳴き方になったのでしょうか?その進化も気になるところです。(村上宗義)
■ ACCESS
釧路駅から釧路町森林公園まで車で約20分
