#847 『一休寺納豆作り』(20/9/27 放送)

京都府 京田辺市

酬恩庵一休寺は“とんちの一休さん”で知られる一休禅師が晩年を過ごしたお寺。このお寺では、「一休寺納豆」を独特の製法で作っています。大豆・はったい粉・麹を混ぜ発酵させた納豆の下地を、塩湯入りの桶に入れて仕込み、天日干しと攪拌を繰り返します。一年が経ち、水分が抜けるとようやく完成。一休寺では、そんな一休寺納豆作りの作業の音が聞こえてきます。

#847

■ DIRECTOR'S COMMENT

「一休さん」は説話やアニメにもなっており、誰もが知っている有名な人物ですが、 一休宗純という本物の一休さんがおり、かなり破天荒で人間みのある性格であったということは、 今回の一休寺納豆の撮影を通して初めて知りました。 一休寺納豆は、そんな一休禅師が当時飢えに苦しんでいた人々のために製法を広めた保存食だそうです。 納豆というと、ネバネバしているイメージを持っている人が多いと思いますが、 一休寺納豆は塩見が凝縮されており、からっとしている黒いお豆で、ちょっと変わった味がします。(森野好)

■ ACCESS

京都駅から酬恩庵一休寺まで車で約30分

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