#856
『小石原焼の飛び鉋』(20/11/29 放送)
福岡県東峰村
小石原焼とは、福岡県朝倉郡東峰村の小石原地区で作られる陶器のことで、飛び鉋、刷毛目、櫛目、指描き、流し掛け、打ち掛けなどの技法を駆使した独特の紋様が特徴です。中でもユニークなのが、数秒で紋様ができる「飛び鉋」。生乾きの生地に化粧土をかけた後、ロクロで回転させながら、湾曲した鉋で化粧土部分を削り取って模様をつける技法です。江戸時代初期から受け継がれているとされ、現在、東峰村にある窯元は50以上。300年以上受け継がれる焼き物の里から伝統の音が聞こえてきました。
■ DIRECTOR'S COMMENT
300年以上の伝統がある焼き物の里の「飛び鉋」は、他の焼き物の模様付けでは、中々聞く事ができない珍しい音です。小石原焼のある東峰村は何度か訪れていましたが、今回の撮影で初めて知りました。規則正しい模様を1つ1つ付ける事は、確かに大変な作業になってしまうので、先人たちの知恵とアイデアにはいつも感心させられる、そんな音の撮影でした。復興半ばではありますが、魅力溢れる村なので足を運んでみてはいかがでしょうか!(亀井清行)
■ ACCESS
福岡空港から小石原焼伝統産業会館まで車で約1時間10分
