#860 『少林山 達磨寺のすす払い』(20/12/27 放送)

群馬県 高崎市

少林山達磨寺は、縁起だるま発祥の寺として知られる寺。「縁起だるま」は、今から200年ほど前、天明の飢饉の後、生活の苦しかった地元の農民の救済のため、九代目の和尚が張り子のだるまの作り方を伝授したのが始まり。そして、農閑期の副業として年々盛んになりました。そんな少林山達磨寺では、毎年冬至直前の日曜日にすす払いを行います。お寺の職員や、地元の人々も参加し、一斉に建物の内外の埃を払います。最後に、本堂に納められているだるまを焚きあげて供養し終了。この日、お寺からは新年を迎える準備の音が聞こえてきます。

#860

■ DIRECTOR'S COMMENT

高崎市は、駅構内や街中の至るところにだるまがあり、だるま一色の街でした。少林山達磨寺の本堂には、名前や社名が書かれてあったり、色とりどりで大きさも様々なだるまたちが納められており、独特の外観になっています。撮影では、普段見られないすす払い、だるまのお焚きあげの様子を垣間見れましたが、次の機会には、正月のだるま市にも行ってみたいと思いました。(森野 好)

■ ACCESS

高崎駅から少林山達磨寺まで車で約15分

PAGE TOP

PAGE TOP