#863 『馬路村のインクライン』(21/1/17 放送)

高知県 馬路村

高知県馬路村にあるインクラインは、木材の運搬用に使われていた装置を人が乗れるように改良したケーブルカーです。約90mの山の急勾配をゆっくり登り降りします。動力は水力を用いており、車両下部についているタンクにそれぞれ水を注ぐ・抜く事 で上下に移動することができます。乗客の人数によって水の量も変わっていき、手動のブレーキを使って速度調整しながら進みます。自然豊かな村から珍しい乗り物の音が聞こえてきます。

#863

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回は、柚子の町としても知られる馬路村にあるインクラインの撮影に伺いました。山の麓から山頂まで傾斜角度は34度もあり歩いて上るのは大変ですが、客車を動かす力が水力だけとあって10分かけてゆっくりと上って行きます。その分景色を楽しむにはとても良い乗り物で、頂上からは馬路村の中心部が一望できてる絶好のビュ―ポイントになっています。水力だけで動くインクラインの乗り物はとても珍しいので、みなさんも体験してみてはいかがでしょうか。(亀井清行)

■ ACCESS

高知駅から馬路森林鉄道インクラインまで車で約1時間50分

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