#864
『タゲリの鳴き声』(21/1/24 放送)
千葉県 印西市
タゲリは全長約32cmで背、翼は金属光沢のある緑黒色。頭には後方へ伸びるかざり羽が特徴的です。冬鳥として北方からくる渡り鳥ですが、本州での繁殖例もあり、積雪のない地方て゛冬枯れの田んぼの刈りあとや、湖沼畔に群れをつくっています。耕運機が耕す田んぼから愛らしい声が聞こえてきます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
ピコリと頭に立った羽毛、こんな鳥が日本に来ているとは思いもよらず、嬉々として撮影に行って来ました。黒々とした目にカラフルな羽、欧州あたりに多く生息しているようで、オランダでは昔、卵を食用としていた事もあり数が減ったとの話です。日本でもレッドリストの指定を受けています。神奈川の茅ヶ崎にはその昔は至る所にいたらしく、このタゲリを呼び戻す為のお米を販売しているそう（湘南タゲリ米）。人間によって悲しくも絶滅に向かう動物たち。皆で守っていきたいですね。（村上宗義）
■ ACCESS
東京駅から印西市小林駅まで電車で約1時間15分