#865
『柿の木に集う野鳥』(21/1/31 放送)
東京都 八王子市
八王子市の住宅街にある柿の木に野鳥たちが集まってくることがあります。鳥たちは柿の実を食すために集まってきており、メジロやヒヨドリなど色々な野鳥を見ることができます。住宅街の柿の木から様々な鳥たちの賑やかな鳴き声が聞こえてきます。
メジロ…全長約12cm、目の周りが白いこと(短い羽毛)からメジロと呼ばれます。果汁や鉢の蜜など甘い物を好み、時折「ピッピッ」という鳴き声を出します。
ヒヨドリ…全長約28cm、全体が灰色に見える色彩の鳥。花の蜜や果実が大好物で鋭いくちばしで皮ごと柿の実を食べます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
柿の実を夢中でついばむ野鳥たち。でもあの柿の実は渋柿。そんなにおいしくはないと思うのですが、鳥は渋味を感じないのでしょうか?ネットで少し調べたところ、「渋柿も熟してくると渋味が抜けるので熟したものだけを食べる」とか「実をつついて傷をつけ乾燥させて渋を抜く」とか「野鳥たちは近赤外線が見えるから実の熟し具合が・・・」などなどいろいろな説がありました。そもそも渋柿は渋味のイメージが強いものの、糖度は甘柿より高いんだそうです。野鳥たちはそれら全てを理解したうえで、渋柿を食べていたのかと思うと「冬でエサが少ないから渋柿でも食べるのかな」とぼんやり考えていた自分の浅はかさが恥ずかしくなりました。野生とおばあちゃんの知恵は侮れませんね。(千葉朋寛)
■ ACCESS
東京駅から八王子駅まで電車で約1時間