#905
『りんご箱作り』(21/11/21 放送)
青森県 板柳町
りんご箱は、青森でりんごが栽培され始めた明治時代にりんご専用の箱として生まれました。木材は、アカマツを使用しています。現在では、ダンボールやプラスチックの箱なども使われていますが、りんご箱は調湿作用があり、色上りがよくなるなど保存性に優れています。そのため、青森のりんご農家には昔から欠かせない存在でした。りんご箱の職人は、リズミカルに作業を行い、1日1人で80~100個もの箱を作っています。現在では、棚や小物入れなど、インテリアにも取り入れられ、活躍の場を広げています。りんごの生産量日本一を誇る青森らしい、地元ならではの作業の音が聞こえてきます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回は「株式会社うばさわ」さんにご協力をいただき、りんご箱の職人さんを取材させて頂きました。板柳町は、りんご畑や田んぼが所々に広がっており、空気の澄んだ日には、津軽富士と言われる岩木山が見える、自然豊かな町でした。撮影時にタクシー運転手さんと話していると「りんご箱は、昔はよく勉強机なんかにした」と言っていました。私は、りんご箱の存在は全く知らなかったのですが、青森では地元ならではの身近な存在のようです。そしてりんご箱は、実は今ではインテリアなどにも使われており、お洒落な棚や小物入れにも大変身しています。「株式会社うばさわ」さんの代表の方のもう一つの会社である「木のはこ屋(キープレイス株式会社)」さんで購入できますので、興味のある方は是非HPなどご覧になって下さい!(森野 好)
■ ACCESS
青森空港から板柳駅まで車で約45分
