#969
『スケート靴の研磨』(23/2/26 放送)
神奈川県 横浜市
スケートの刃、ブレードは中央がU字に凹んでおり、幅はおおよそ3~4ミリ。最初に機械で火花を散らしながら中央をU字に削った後、砥石を使って手で微調整していきます。左右のエッジを削ることで氷上での滑りやすさがガラリと変わるので 職人によって変わる事もあります。依頼は年間500足ほどあり、海外選手からの持ち込みもあったといいいます。靴を一から組み立てる場合は靴の種類、サイズ、ブレードを選別。それぞれが決まればブレードを取り付け、研磨に取り掛かります。問題がなければ、30分ほどで完成します。撮影協力:三井不動産アイスパーク船橋
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回は横浜市にあるフィギュアスケート用品の専門店、アイススペースさんにご協力頂きました。スケート靴についている金属のブレードは使っているうちにすり減ってくるので、定期的に研磨してメンテナンスする必要があります。ブレードの氷に接する部分は厚みがあって、フィギュアスケート用だと約4mm。実はその面は真ん中が窪んだU字型、2枚刃の状態になっているということを今回初めて知りました。そうすることで、平面よりも氷に食い込み、しっかりと滑ることができるんだそうです。研磨の具合も、選手によって好みがあるそうで、職人の方はそれに合わせて、何種類もの砥石を使い、細かく調整して仕上げるそうです。(鈴木和宣)
■ ACCESS
「東神奈川駅」から「アイススペース横浜本店」まで徒歩約10分
