#988
『カロム』(23/7/9 放送)
滋賀県 彦根市
カロムやカロムに似たゲームは世界各国で盛んに行われていて12~13世紀にかけてエジプトでその原型が確立されたと言われています。それから何世紀もかけて世界に広がっていきましたが、そのルートや手段は謎に包まております。日本にカロムゲームが伝わったのも明治末期から大正初期にかけてと実に曖昧でルートも不明、これまた謎に包まれています。昭和30年代初期には、カロムは全国的に広がって、「闘球盤」(投球盤)という名称で親しまれ、現在よりもポピュラーな遊びでしたが、今では彦根を中心とする地域にしか残っておらず、その理由もまた謎に包まれています。
■ DIRECTOR'S COMMENT
何気なく見ていた滋賀県の観光パンフレットでカロムの存在を知りました。カロムやカロムに似たようなゲームは世界中で行われているそうです。撮影にご協力をいただいた日本カロム協会の方の指導のもと、私もやってみました。なかなかコントロールがつけられませんでしたがとても楽しかったです。体力もそれほど必要ないので、年齢や性別を問わず遊べるゲームだと思いました。なぜ彦根市だけでポピュラーなのかは諸説あるそうですが他の地域でも児童館や老人ホームなんかにあれば楽しいだろうな、とも思いました。
■ ACCESS
「JR彦根駅」から「日本カロム協会」まで車で約5分
