#997
『温泉の冷却装置』(23/9/10 放送)
大分県 別府市 鉄輪(かんなわ)温泉
別府市内には8つの温泉郷があり、「別府八湯」と呼ばれています。「鉄輪温泉」はその1つで、温泉の湧出量で日本最大級を誇る別府の源泉の大半が鉄輪に集中しています。そんな鉄輪温泉にある「湯雨竹(ゆめたけ)」と呼ばれる装置は、源泉を上部にあげて、竹に流すことで、100℃の熱湯が数秒で適温になる、シンプルでありながらも画期的な冷却装置。湯雨竹を使うことで、加水したり、時間をおかずに、温度を下げることができます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
大分県別府市と言えば温泉が有名ですが、今回はその温泉の音風景を撮影しました。大分県産の竹を使って源泉を冷まし水で薄めることなく成分をそのまま残せる「湯雨竹(ゆめたけ)」と言う装置で、温泉の滴り落ちる音はどことなく癒されます。今では全国の温泉地で使われ注目されていて、人のアイデアから生まれる様々な音は、まだまだ沢山ある事を実感できました。(亀井清行)
■ ACCESS
大分空港から鉄輪温泉まで車で約50分
