#1006 『あご野焼 作り』(23/11/12 放送)

島根県 松江市

その昔、松江藩主も食した地域伝統食品であり、松江名物でもある「あご野焼」。氷のない時代、漁師がトビウオをすり身にして竹に巻きつけて焼き、保存食にしたのが始まりとされています。かつては、温かい季節に火のそばでする作業なので屋外で焼かれることが多くそれが「野焼」の由来となっているそう。江戸時代から15代続く「青山蒲鉾店」では、毎朝、島根の炭を使ってじっくり焼かれるすり身をつきたて棒で刺していく音が小気味良く響いています。

#1006

■ DIRECTOR'S COMMENT

取材させていただいたのは、享保12年創業、15代続く「青山蒲鉾店」。今でも忠実に島根県沖を中心に水揚げされる新鮮なあごと、江戸古来から出雲に伝わる料理酒と、炭火による製法にこだわって製造。化学調味料や保存料は一切使用していません。独特の弾力ある歯触りは、材料の鮮度と塩加減、料理酒のおかげだそう。私も撮影後にひとくち頂きまして・・・その美味しいことといったら!お酒のつまみに最高です!ご興味ある方は、オンライン販売もされているので味わってみてはいかがでしょうか。(島袋みさと)

■ ACCESS

「JR松江駅」から「青山蒲鉾店」まで車で約7分

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