#1009
『あおし柿』(23/12/3 放送)
鹿児島県 紫尾温泉
紫尾温泉は、紫尾神社拝殿の下からわき出ているため、別名「神の湯」と言われ親しまれています。そんな温泉の湯を使って、作られているのが「あおし柿」。あおし柿は、紫尾温泉の秋の風物詩で、38度代の温泉に一晩つけることで、渋柿の渋を抜きます。一般のお客さんも、柿の持ち込みが可能。柿の種類や、渋みの程度、大きさなどによっても、つけ込む時間を調整します。温泉地からは、あおし柿作りの音が聞こえます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
あおし柿ロケ中は、たくさんの方があおし柿を買いに来ていて、あっという間に、その日の柿が完売になっていました。管理人の西田さん曰く、柿は人のように接すると美味しくなる、とおっしゃっていました。柿の中にも、温泉が苦手な子もいるし、そんな子は長湯させない、温泉から出た後は、ゆっくり休ませてあげる(置いておいて冷やす)など。柿と接していく中で気づいた、色々な熟練の技があるのだと知りました。(森野 好)
■ ACCESS
「鹿児島空港」から「紫尾温泉」まで車で約1時間
