#1069 『オンネトー湯の滝』(25/2/9 放送)

北海道 阿寒摩周国立公園 オンネトー地区

オンネトー湯の滝は、活火山である雌阿寒岳と阿寒富士の西麓に拡がる原生林内にある国の天然記念物です。地熱で温められた温泉水が、溶岩の間から流れ出て滝となり、雪や氷がありながら湯気が立ち込めている不思議な光景を作り出しています。そしてここでは、現代文明において重要な資源である「マンガン酸化物」が生成されています。滝の温泉水と、金属イオン、微生物が複合作用して作られているのです。しかも、その様子が海底ではなく地上で観察できる地球上で唯一の貴重な場所として世界から注目されています。

#1069

■ DIRECTOR'S COMMENT

高さ約30mの大きな滝で、雪が積もっている中を流れる温泉水、いままでに見たことがない光景でした。はじめはマンガン酸化物をよく知りませんでしたが、知ってみると凄いことが起こっているんだな、さすが北海道だなと思いました。滝がある場所はヒグマの生息地です。ガイドツアーに参加する、鈴をつけるなど十分ご注意ください。(島袋みさと)

■ ACCESS

「釧路空港」から「オンネトー湯の滝」まで車で約2時間

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