#1071 『カパカパ福俵ころがし』(25/2/23 放送)

青森県 平川市 金屋地区

カパカパ福俵ころがしは金屋地区に伝わる旧正月の伝統行事で、元々は「カパカパ」と「福俵ころがし」別々に行われていました。カパカパは野菜と折り紙で作った人形(シナコ)を民家の入り口に立て掛けて豊作を祈るもの。福俵は、僧侶らが祝い事のある家で転がしたのが起源とされています。いずれもかつての津軽地方で親しまれた風習でしたが、戦中戦後の時代にほとんどの地域で途絶えてしまっていました。しかし地元の有志が、郷土の奇習を絶やすまいと一念発起し、2つを合わせた形で復活しました。

#1071

■ DIRECTOR'S COMMENT

津軽地方で行われている伝統行事で、起源は定かではありませんが100年以上続くと言われています。降雪の多い地域ではありますが撮影時は晴れ間ものぞき順調に出来ました。大人と子供たちが一緒に家々を回る行事も今では珍しくなり、終わった後には記念撮影や食事会をしたりと仲睦まじい様子も見られました。町の人たちが触れ合う事が大切と、これからも受け継いで行きたいとお話しをしていました。(亀井清行)

■ ACCESS

「JR青森駅」から「青森県平川市金屋地区」まで車で約55分

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