#1072
『千葉の池の一日』(25/3/2 放送)
千葉県 北部
千葉県では一年を通じ数十種類以上の野鳥を見ることができます。特に冬の時期の池には数十万羽の水鳥が飛来してくる場所もあります。多くのカモは夜行性で、昼間は池で休息している姿がよく見られます。今回の撮影で特に多く見られたのはトモエガモで、オスの顔に黒色と緑黒色それに淡黄色、白色が組み合わさって巴型の模様に見えるのが特徴の水鳥です。
■ DIRECTOR'S COMMENT
千葉のとある池にお邪魔し、水鳥たちを撮影しました。中でも特に注目したかったのが、美しい模様を持つトモエガモ。しかし、このカモたちはなぜか池の一番遠い場所に陣取る習性があるようです。望遠レンズを向けると、全員がこちらをガン見。どうやら相当な警戒心の持ち主のようです。番組のクライマックスでは、圧巻のシーンをお届けしました。なんと、3~4万羽ものトモエガモが一斉に飛び立つ瞬間です。さらに、同じ千葉の印旛沼には10数万羽もの群れが集まっているとの情報も。一体なぜ、これほどの数が千葉に集結しているのか?専門家ですら、その理由は分かっていません。環境の変化なのか、温暖化の影響なのか・・・真相は依然として謎のままです。とはいえ、こんな壮大な自然のドラマが日本各地で繰り広げられていることを、ぜひ知って欲しいと思いました!(村上宗義)
■ ACCESS
非公開
