#1084
『京たたみ』(25/5/25 放送)
京都 西陣
そもそも畳は、奈良時代の古事記にしばしば登場。1300年の歴史を有し、平安時代には貴族などが権力を象徴するものとして利用され茶道の発展に伴い幾多の変遷を経て、今日の「京たたみ」が作られ、一般の民衆にも広まったとされています。家庭用や茶室用の「一般畳」と、神社仏閣で利用される「有職畳」の2種類に大別され有職畳のほとんどは京都で生産されています。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回取材させていただいたのは京都の西陣にある「太田畳店」。寺社仏閣用の有職畳はすべて古式の技術にのっとり総手縫いで製作されています。撮影は、畳1枚が出来上がるまで1日半かけて行いました。その際、糸を締め上げるときには大変な力を使いお腹が圧迫されるため、あえて食事を取らずに行っておられたのが大変印象的でした。太田畳店の京たたみは、右京区にある徳林寺などで使われています。(島袋みさと)
■ ACCESS
「京都駅」から「太田畳店」まで車で約15分
