#1099
『白保の獅子舞』(25/9/14 放送)
沖縄県 石垣島 白保地区
沖縄県石垣島白保地区では毎年旧暦のお盆の3日間、夜になるとオスとメスの獅子が新盆や新築、子供が生まれた家々をまわり、先祖供養・家内安全・邪気払いなどを行う伝統行事が執り行われます。なんとも愛嬌のある顔をした獅子は、三線やドラ、太鼓の演奏に乗り勇壮かつコミカルな動きで見物客を魅了します。獅子に噛まれた人は 無病息災でいられるといわれ見物に来た人々は、笑顔で獅子に噛まれます。子供たちは獅子に噛まれようと、「れーるれ!」の掛け声で人差し指を獅子に向け自ら獅子を誘い込み、引きずられながらも大喜び。クライマックスは、赤ちゃん。獅子に頭から丸ごと飲み込まれ、獅子の体内を通って外へ出てくると、拍手や歓声が沸き起こります。この赤ちゃんは健康に育つと言い伝えられているのです。獅子舞は夜12:00頃まで続きます。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回は、白保獅子保存会の皆様にお世話になりました。当たり前ですが、獅子の動きは獅子にしか分からず、アドリブでドキドキしながら撮影しました。放送では出せませんでしたが、獅子は家の中にも入って家の人にも噛みついたり、庭でゴロンと大回転して見せたり、アクロバティックな動きも披露。その度にギャラリーは大盛り上がりでした。(島袋みさと)
■ ACCESS
石垣空港から路線バス
