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『西塩子の回り舞台』(25/12/7 放送)
茨城県 常陸大宮市 西塩子地区
西塩子の回り舞台は茨城県常陸大宮市西塩子地区で200年ものあいだ受け継がれてきた、現存する日本最古の“組立式農村歌舞伎舞台”です。地元の保存会の方々によって約1ヶ月かけて組み立てられ、公演後には潔く取り壊されて更地に戻されます。昭和20年(1945年)以来この舞台の風習は途切れ、数多くの道具も倉に納められたまま忘れ去られようとしていたところ、1997年地元住民の努力により、半世紀ぶりの舞台復元にこぎつけました。以来3年に一度のペースで、2019年までに実に9回の舞台組立てと地芝居公演を実現、今年はコロナ禍により6年ぶりの公演となりました。回り舞台は茨城県指定有形民俗文化財にも指定されています。
■ DIRECTOR'S COMMENT
今回の西塩子の回り舞台の取材では複数回現地で撮影をおこないましたが、その度に地元の保存会をはじめ、茨城県の広報の方々などたくさんの人たちにお世話になりました。ありがとうございます!取材の度に頂いた炊き出しのお昼ご飯美味しかったです。約1カ月かけて、思考錯誤しながら舞台を作り上げていく過程はとてもおもしろかったのですが、尺の都合で番組で紹介しきれなかったのが残念です。。。次の3年後もまた楽しみにしています。(後藤喬之)
■ ACCESS
「常陸大宮駅」から「西塩子地区」まで電車で約10分
