#1132 『亀の子束子』(26/5/10 放送)

和歌山県 紀の川市

明治時代中頃、棕櫚を針金で巻いた靴拭きマットをヒントに、亀の子束子が誕生しました。家庭で使う女性の手になじむよう、形や大きさ、重さが試行錯誤され、現在のかたちが生まれたといわれています。それ以来、100年以上に渡りほとんど形を変えることなく、「たわし」として広く親しまれてきました。現在、主な素材にはパーム(ココナッツ繊維)や棕櫚が使われ、厳選された繊維は丁寧に整えられたのち工場へと運ばれます。その後、「断裁」「棒巻き」「刈込み」「仕上げ」といった工程を、熟練の職人が一つ一つ手作業で行い、たわしへと仕上げていきます。長年培われた職人の感覚と技が高品質の鍵となっています。

#1132

■ DIRECTOR'S COMMENT

今回は亀の子束子さんにご協力いただきました。本社は東京にありますが、工場が和歌山にあるとのことで、そちらにお邪魔させていただきました。撮影後には実際に棒巻きを体験させていただきましたが、繊維を均一に揃える感覚がなかなかつかめず、完成品は高品質とは程遠い仕上がりになってしまいました。改めて、職人の方々の感覚と技に脱帽です。また後日、東京の店舗にも伺いましたが、商品の種類の多さに驚きました。今回撮影した「棕櫚たわし極〆」も魅力的ですが、個人的に印象に残ったのは、キーホルダーサイズの小型たわしです。(後藤喬之)

■ ACCESS

「JR船戸駅」から「亀の子束子西尾商店和歌山工場」まで車で約8分

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