#1151 『薩摩硫黄島のメンドン』(26/9/20 放送)

鹿児島県 硫黄島

火山が噴煙をあげる絶海の孤島。鹿児島県の硫黄島は、周囲14.5km、人口114人(2026年9月1日現在)の小さな島です。外洋にあり、孤立型の小さな離島のため極めて隔絶性が高く、独自の文化・信仰形態・伝説が語り継がれてきました。年に一度、旧暦の8月1日、2日に行われる伝統行事「八朔太鼓踊り」では踊りが行われる中、突如、異形の面をかぶったメンドンが現れ手に持ったスッべの木の枝で島民を叩いて厄払いしてまわります。メンドンは、夜も出没し家の中まで入ってきます。基本的に天下御免で逆らうことは許されません。また、メンドンの中に誰が入っているかを詮索することも御法度とされています。2日目の踊りが終わると、集落をくまなく廻り、最後は島中で集めた厄を海に向かって捨てる「叩き出し」でスッべの枝を思い切り叩いて終わります。「薩摩硫黄島のメンドン」は、来訪神のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録されています。

#1151

■ DIRECTOR'S COMMENT

鹿児島港から船で約4時間。コンビニなどはない絶海の孤島での2泊3日、機材だけでなく食料などの確保にも注意しての準備となりました。メンドンは厄払いをする中でも、時には島民を追いかけたり、いたずらをしたり、ユーモラスな仕草で島民を楽しませてくれる存在でもあり、みんなから愛される人気者です。番組ではご紹介できませんでしたが、小さな手書きのお面をつけた子供のメンドンもいて、一生懸命厄払いする姿が見られました。また、島民以外も厄払いしてくれてありがたかったです。みなさんも、機会があれば薩摩硫黄島を訪れてみてはいかがでしょうか。(島袋みさと)

■ ACCESS

「鹿児島本港」から「薩摩硫黄島」までフェリーで約4時間

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