埼玉県 吉川市
埼玉県吉川市にある株式会社生田プリーツは、1976年創業のプリーツ加工・婦人服縫製工場です。婦人服や衣装など、さまざまな製品を手がけています。中でも特徴的なのが、職人の手作業による「ハンドプリーツ」。折り紙のような型に布を挟み、一枚一枚丁寧に折っていきます。大きな布は2人が息を合わせながら作業することも。機械では難しい、自由度の高いデザインを形にできるのが魅力です。ひだの幅や方向、角度を細かく調整することで、オリジナルの模様や立体的なフォルムを生み出します。今回のウェディングドレスのように、上部は細く、裾に向かって大きく広がるデザインは、機械では均一な幅でしかプリーツを施せないため、手作業ならではの技術が欠かせません。こうした繊細で独創的なドレスや衣装を、職人の手仕事で仕上げています。
■ DIRECTOR'S COMMENT
SNSでプリーツを折る様子が投稿され、「この作業がすごい!」とバズった生田プリーツさんのプリーツ作りの現場を取材させていただきました。実際に作業を拝見すると、職人さんが布を折っていくたびに響くリズミカルな音がとても心地よく、思わず見入ってしまいました。今回は、9月末に挙式を控えた社員の方が、ご自身のウェディングドレスを手がけているとのことで、婦人服や衣装ではなく、そのドレスを撮影させていただきました。実物を見た瞬間、鳥肌が立つほど美しく、思わず息をのむようなドレス。プリーツの存在感が強すぎることなく、エレガントさや立体感をさりげなく加えていて、改めてプリーツの魅力を感じました。これまでプリーツには、どこか可愛らしいイメージを持っていましたが、折り方やデザインによって、さまざまな表情を見せるのだと実感し、プリーツの奥深さを知ることができました。また、生田プリーツさんでは服飾の専門学校を卒業された方も多く、この技術を学びたいと県外から就職される方もいるそうです。長年受け継がれてきた技術を、実際に目の前で見られたことも、とても貴重な経験でした。(中野宏美)
■ ACCESS
「吉川駅」から「株式会社生田プリーツ」まで徒歩で約20分
