パパとなっちゃんのお弁当

月曜〜金曜 あさ7:50頃〜放送中!

あらすじ

  • #01〜#15
  • #16〜#30
  • #31〜#40
  • #41〜#45

#01

パパの決意

2017年3月、愛媛県・松山空港に、バツイチ、シングルファーザーの遠山直史(藤木直人)と4月から高校生になる次女の千夏(當真あみ)、そして祖父・健三郎(平泉成)と祖母・靖子(市毛良枝)がやって来る。故郷を離れ東京の大学に進学する長女・桃子(大友花恋)を見送るためだ。18年一緒に暮らした桃子は祖父と祖母にお別れを言うと、三つ下の千夏を抱きしめ、「高校生活楽しむんだよ!」「お姉ちゃん、寂しいよぉ」。二人の光景に目頭を熱くする直史――次は俺の番だ――娘からの感謝の言葉を待っていると…「ごめん、急ぐから、パス!」桃子はそそくさと旅立って行き、直史はがくぜんとする――。

「パスで済まされたのは、思い出を何も残せなかったからね。」靖子にそう言われた直史は、千夏には何か思い出を残さなければ……と思案するが、どうしていいのか思いつかず――。
何をやっても三日坊主、料理経験のないシングルファーザーが、みんなに反対されながらも、思いつきで始めたお弁当作り。果たして、この後も続けることができるのか――!?パパのユニークなお弁当と手書きのお品書きが織り成す、笑いと涙の物語が始まる――!!

#02

台所は戦場だ

朝5時半。直史「……よし!」と気合いを入れてお弁当作りを始める――が、卵焼きさえまともに作れず早速イライラ…。時刻はあっという間に7時を過ぎ、隣で靖子が朝食を作り始めて台所は大騒ぎ!?千夏もやって来て「私、あと30分で家を出るんだよ。間に合うの?」。意地を張って一人でやろうとする直史に、迷惑千万、みんなあきれ顔。そうこうしているうちに、「もういい、遅刻する!」と、千夏はお弁当ができる前に家を出てしまう――。

#03

お品書きはラブレター 前編

お弁当作りを始めて3日目。早くもギブアップ気味のパパの直史。定食屋『赤シャツ』を営む友人・赤星(片桐仁)から勧められた出来合いの惣菜に、お弁当の活路を見い出す。学校でお弁当箱を開けた千夏も、きれいに詰まったおかずに意表を突かれ、「おいしい!」と箸が進む。
直史は、赤星から教えてもらった惣菜屋『黄色いハンカチ』で、おいしそうに並ぶ商品を見てあるアイデアが浮かぶ!が、そのアイデアが後に親子げんかを生むことに――!

#04

お品書きはラブレター 後編

千夏はお弁当袋に直史直筆の『お品書き』が入っていることに気付き、「お品書き?なんで?」と首を傾げる。お弁当を食べる千夏の元に放送部顧問・西川(須藤理彩)がやって来て、「やっぱり澄んだ声ね、似てる」と、昨年まで姉の桃子が部長をしていた放送部に勧誘される。姉とは違う道を歩みたい千夏は、突然の勧誘に戸惑う。そんな中『お品書き』のことなど気にせず捨ててしまった千夏は、家に帰ると直史をひどく怒らせてしまう――。

#05

パパ、謝る

直史は「明日は土曜日で弁当はナシ。たっぷり飲める!」と上機嫌に出掛けようとするが、「遠足で、お弁当あるよ」と千夏。「はあ?聞いてないぞ!」と、いきなり言われて何の用意もしていない直史は、棚の即席春雨スープの素を見てひらめく――。だが、遠足から帰った千夏に怒られてしまう――。休みの日も翌日の弁当のことを考えなければならず「疲れちゃった」と愚痴をこぼす直史は、惣菜屋『黄色いハンカチ』の白鳥(安藤なつ)に、あることを気付かされる――。

#06

パパ、SNSを始める

パパ直史(藤木直人)がお弁当作りを始めてもうすぐ2か月。作ったお弁当は通算25個を突破。最近は作りながら手慣れてきて、『お品書き』に近況報告を添える余裕も出てきた。一方の千夏(當真あみ)は、放送部のイケメン部長・夏目仁太(井上想良)から直々に「放送部においで」と声を掛けられて心が揺れる…。
そんな中、直史は、作ったお弁当を誰かに褒めてもらいたくなって、ついにSNSデビュー。お弁当とお品書きの写真を毎日投稿し始めるが――このSNSに千夏は散々振り回されることになる――!

#07

パパとなっちゃん、ケンカする

SNSにお弁当の写真を投稿し始めた直史は、フォロワー数が気になってスマホ画面にくぎ付けで、家族の会話も耳に入らない。その間に、千夏は先輩たちの押しに負けて放送部に入部し、毎日大忙しになってしまう。放送部に入部したことを知らなかった直史は「なんで報告しないの?」と千夏を問い詰め、さらにお弁当箱を誰が洗うのかを巡って、2人は大喧嘩となり――。一体どうなる!?パパとなっちゃん!

#08

パパ、暴走する

千夏の入部した放送部は夏の大会に向けて本格的に始動。忙しくなった千夏は、直史と約束した“お弁当箱を洗うこと”をうっかり忘れて寝てしまう。「しまった!」――翌朝慌てて起きると、居間には既にお弁当が用意してあり、直史の姿もない。「もう怒ってないかな?」…半信半疑で登校した千夏に、同級生の本郷拓也(阿久津仁愛)が「弁当箱は自分で洗った方がいいぞ」。なぜかお弁当箱を洗い忘れたことをクラスのみんなが知っていて――。直史の暴走に千夏は大困惑!!

#09

ハッピーバースデー

千夏は母・鏡子(中越典子)から1日早い誕生日プレゼントをもらって大喜び。直史と離婚した後も同じ町に住んでいる鏡子は、直史のSNSを見て「パパ調子に乗りやすい人だから、気を付けてね」と千夏に忠告する。
翌朝、千夏16歳の誕生日。なのに直史はお弁当を作るとさっさと仕事へ行ってしまう。もしかして私が誕生日だってこと忘れてる?そう思いつつ学校でお弁当箱を開けた千夏は、「こわっ!」――まさかのスペシャル弁当に衝撃を受ける――!

#10

涙のウィンブルドン

夏休み目前!でも千夏は放送部の全国大会に向けて大忙し…。部活の準備で寝不足で食欲も湧かないのに、そのことに気付きもしない直史は、SNS映えするボリューム満点のお弁当を作って「モリモリ食べて頑張れよ!」と。夏バテも相まって千夏は食が進まないお弁当にゲンナリしてしまう…。
さらに直史は、テレビに映るテニスのウィンブルドン戦を見て妙案が浮かび――。次の日、お弁当箱を開けた千夏は「えっ!なにこれっ!」――衝撃の光景に、千夏の不満がついに爆発する――!

#11

なみだ味のお弁当

千夏(當真あみ)は放送部のみんなと全国大会に出場するため東京にやってきた。会場には姉・桃子(大友花恋)も駆け付け、最後の大会に臨む3年生を激励する。その頃、愛媛の遠山家では、パパ直史(藤木直人)が珍しく落ち込んでいた…。先日、千夏からお弁当について『見た目だけで私のことちっとも考えてない!』と怒られたからだ。「なっちゃんが許してくれるまで禁酒する!」と宣言する直史は、千夏がいないのにお弁当のことばかり考えてしまう。そんなことは露も知らない千夏は、果たして優勝することができるのか――!?

#12

思い出の焼きそば

8月になり、千夏たち1年生の保護者面談が始まる。一人で面談に臨む直史は、担任の東山巌(池田鉄洋)から、「千夏さんは責任感が強く、行動力があり、見返りを求めずに物事を成し遂げていきます」と褒めちぎられて、驚いてしまう。自分が知っている千夏とはまるで違うからだ。そして、「俺は千夏に求めることばっかりだったな――」と、千夏のことを全く見ていなかったことを反省した直史は、東京の桃子に電話をかけて、ある相談を持ち掛ける――。

#13

お弁当でブランチ

夏休み。千夏は放送部の佐々木先輩(新谷ゆづみ)と漫才コンビを結成する。漫才で愛媛一を競い合う市民参加型のイベント『海浜市笑顔コンテスト』――通称『えがコン』に、放送部でのドキュメンタリー制作の取材を兼ねて出場することになったのだ。すると、優勝賞品が『魚沼産コシヒカリ1俵』だと知った直史も「そんなにお米があったら、お弁当、作り放題だ!」と大興奮!ちょうど東京から帰省する予定の桃子とコンビを組んで『えがコン』に出場すると言い出して――!遠山家の仁義なき漫才バトルが勃発!?

#14

笑顔コンテスト

放送部の取材を兼ねて『えがコン』に出ることなった千夏は、相方の佐々木と一緒に夏休み返上で漫才の猛稽古。一方、優勝賞品のコシヒカリ欲しさに出場する直史と桃子のコンビも負けじと漫才の練習に励む。そしてやってきた『えがコン』当日。千夏は直史と桃子と3人で、直史が作った『カツ弁当』を食べてパワー充電!いざ勝負の舞台へ――!果たして仁義なき漫才バトルの結末は――!?

#15

桃ちゃんのお弁当

桃子が東京へ戻る日の前夜――。家族みんなで食卓を囲んでいると、直史と桃子がささいなことから大ゲンカ!ふてくされた直史は外へ出て行ってしまい…。口を開けば直史とケンカばかりしてしまう桃子は、千夏と2人になると、「今のなっちゃんとパパの関係がうらやましい」と本音を吐露。実は桃子には、ある後悔があった――。そんな姉の思いを知った千夏はある作戦を思いつき、ギクシャクしていた遠山家に再び笑顔が戻る――!!

#16

なっちゃんは誰が好き?

年が明けて2018年1月。3学期を迎えた千夏(當真あみ)は家庭科の宿題に頭を悩ませる。高校1年の冬休み恒例、“防災頭巾を作り、誰かにかぶらせて写真を撮る”という風変わりな宿題だ。しかも生徒の間には防災頭巾を巡る甘酸っぱい裏イベントがあって…。一方、パパ直史(藤木直人)のお弁当作りはもうすぐ200個目…さすがに疲れとストレスがたまってきた。そんな直史と千夏が、防災頭巾が発端でまたまた大ゲンカに!今度のケンカはちょっと長引きそうで――。

#17

祝200回目のお弁当

千夏と直史は、家庭科の宿題・防災頭巾を誰にかぶってもらうか――つまり千夏に好きな人がいるかいないかで親子ゲンカの真っ最中。しかし、直史は喧嘩を終わらせる気もなく赤星(片桐仁)と一緒に早朝マラソンに出掛けていく。一方千夏は、防災頭巾の相手探しを悩んでいると、周りの友達はすでにかぶってもらう相手を決めているようで…。そんな中、直史のお弁当が通算200個目に到達!その記念のお弁当が、親子の間に奇跡を起こす!?

#18

似たもの親子

3年生の卒業式。千夏たち放送部は夏目先輩(井上想良)との別れを惜しむ。憧れの夏目から「遠山、お前はもっとできるはずだ。積極的に動けよ」と期待の言葉を掛けられた千夏の中に、何かが芽生え――。
一方の直史は、マラソンに精を出し過ぎて肉離れを起こし、全治3週間……。にもかかわらず千夏のために頑張ってお弁当を準備するのだが――。翌日、夏目先輩に声をかけられた千夏ははりきってクラスマッチに臨む。そんな千夏の身にまさかの事態が――!

#19

パパ、お弁当やめる

桃子(大友花恋)が運転免許を取るために海浜に帰って来た。直史は教習所に通う桃子のために「お弁当を作ってあげようか?」と提案するが、「コンビニで買うから」と拒否されてしまう。一方の千夏からは「明日は取材で忙しいから簡単に食べられるお弁当を」とリクエストされる。しかし翌日、部活から帰った千夏に「食べづらかった!」と文句を言われた直史は「もうお弁当は作らないからな!」とブチギレ!家を飛び出し、赤星の店でヤケ酒をあおっていると、そこに桃子が現れる――。

#20

パパのインタビュー

春休み。千夏の放送部では夏の大会に向けて企画会議が開かれ、佐々木先輩(新谷ゆづみ)の提案で直史のお弁当と千夏を取材してドキュメントにする企画が浮上。千夏は恥ずかしくて「嫌です!」と断るが、事情を聞いた直史はまんざらでもない。顧問の西川(須藤理彩)の説得もあり、千夏は渋々承諾する。ところが取材目前、直史が「お弁当作りはもうやめる!」とふてくされて……。一体何が!?
通算700個まで、あと480個――パパのお弁当作りと千夏の高校生活はまだまだ波乱が続く――!!

#21

なっちゃん悩む

2018年4月、千夏(當真あみ)は高校2年生になった。新学期が始まり、パパ直史(藤木直人)のお弁当が通算244個目を数えたこの日、遠山家にビッグニュースが舞い込んでくる。東京のテレビ局が2人のお弁当のやりとりに興味を持ち、取材したいと言うのだ。直史はもちろんのこと健三郎(平泉成)も靖子(市毛良枝)も取材を受ける気満々。姉・桃子(大友花恋)も放送当日に東京のスタジオから参加するらしい。「家族みんなでテレビに映るのか!」と大張り切りの直史の横で、千夏は一人、浮かない顔。調子に乗ったパパに「一人で出れば!」と衝突してしまう――。

#22

パパ、全国デビュー

今日はテレビ中継の本番。千夏と直史は緊張しながらも笑いを交えてインタビューに応じ、中継は大成功。途端に直史のSNSはフォロワー数が一気に増えて1000人超え!一方の千夏も学校で新入生からあいさつされて、親子そろって海浜のプチ有名人だ。そんな千夏のスマホに一通のメッセージが届く…「遠山、テレビ見たぞ」――憧れの先輩夏目(井上想良)からだった!!

#23

パパのトキメキ

SNSでフォロワーが増え弁当作りに精を出していた直史は、久しぶりに出来合いの惣菜屋『黄色いハンカチ』を訪れる。すると、知らない間に白鳥(安藤なつ)は店を辞めていた。新店長の時松美紀(市川由衣)は30代で、小学生の娘を持つシングルマザー。白鳥から直史のことを聞いていたようで、気さくに声を掛けてくる。美紀の人懐っこい笑顔に直史はときめいて…。その日を境に、直史のお弁当にはきれいな惣菜が入るようになり、千夏は「なんか、おかしいぞ…」といぶかしむ。そんな中、夏目先輩がカナダへ旅立つ日がやってきてしまう――。

#24

パパ、そっと見守る

直史は千夏から「車で空港まで送ってほしい」とお願いされて大困惑。理由を聞いても千夏は「言えない」の一点張り。訳が分からないまま空港まで送り届けると、千夏は「夏目先輩!」と夏目の元に駆け出して行き二人の淡いお別れを垣間見てしまう……。車に戻ってきた千夏は一言、「パパ、帰ろう」。元気がない千夏の様子を見て、それが失恋だと気付いた直史は考えてしまう…「俺は父親として、何をしてやればいいんだろう」。直史にできること――それはやっぱり、お弁当だった――。

#25

なっちゃんは見た

5月3日のマドンナマラソンに参加予定の直史は、美紀から「応援に行きます」と言われて大喜び。迎えたマラソン当日、広場で美紀の姿を探す直史の元に、千夏がやって来る。ゴールデンウィークで部活は休みらしい。てっきり部活があると思っていた直史は261個目のお弁当を作っていた。千夏はそのお弁当を家に帰ってから食べると言うが、直史が帰ってみると食べられずに家に残されていた――。このあと千夏がまさかの家出!!マドンナマラソンでパパとなっちゃんに一体何が――!?

#26

残されたお弁当

『しばらく帰りません』――千夏(當真あみ)がメモを残して家を出て行ってしまい、遠山家に激震が走る!電話に出ないし、メッセージも既読にならない。家出の理由がさっぱり分からないパパ直史(藤木直人)は大慌て。自転車でそこら中を探し回るが千夏の姿はどこにもなく…。実はその頃、千夏は東京の桃子(大友花恋)のアパートにいて――。
海浜…東京…イタリアも巻き込んで!?パパとなっちゃんの大騒動が始まる――!!

#27

なっちゃんの家出

直史は家出した千夏を追い掛けて東京の桃子のアパートにやって来る。「パパの何が嫌で怒ってるんだ?」と家出の理由を尋ねても、千夏は何も話そうとしない。らちが明かずに困ってしまう直史は、ふと部屋にマグカップが3つもあることに気付き、「彼氏なんて部屋に呼んでないだろうな?」と桃子を問い詰める。すると…「パパが桃ちゃんにそんなこと言う権利ないと思う!私、見たんだから」千夏がようやく口を開いて、家出の理由が判明する――。

#28

パパ、ハグされる

海浜に帰る前夜、直史と千夏は、桃子から「紹介したい人がいるから」と、バイト先のイタリアンレストランに呼び出される。きっと彼氏に違いない…ソワソワして落ち着かない直史の前に、「私の彼氏よ」と桃子が連れてきたのは、なんとイタリア人のアンドレア(アンドレア・ムセール)。対面するなりハグをされてうろたえる直史は、目の前で桃子の頬にキスをする彼を見て不機嫌そのもの。だが――桃子とアンドレアのなれ初めを聞いた直史は――。

#29

なっちゃんの涙

家出から3日目、海浜に帰って来た千夏に、靖子(市毛良枝)のカミナリが落ちる。「どんだけの人に心配かけたと思ってるの!」――靖子の怒った顔を久しぶりに見た千夏は、愛のある説教に涙があふれ…。
その夜、直史は鏡子(中越典子)に、千夏が帰って来たことを報告する。「俺が取った行動は、間違ってなかったのかな?」と思い悩む直史に、鏡子は意外な言葉を掛け――。そして直史に、決断の時がやってくる――。

#30

パパの決断

「今度のお休みに、お時間いただけませんか?」――直史は美紀(市川由衣)に別れを告げるために、2人きりで会う約束をする。美紀に好かれていると確信している直史は、「今の俺にとって、大事なのは恋じゃない。娘たちだ」と決意を胸に「これっきりにしましょう」と告げるために美紀と落ち合う。一方の千夏は、そんな直史のお弁当の変化に気が付いて――。
恋とお弁当のはざまで揺れるパパの決断!そしてなっちゃんの高校生活も、あと1年――!!

#31

祝!500個目のお弁当

千夏(當真あみ)は高校3年生になり、パパ直史(藤木直人)のお弁当もついに500個目!大好きな『焼きそば弁当』はうれしいけど…千夏は部活のことで憂鬱。放送部の部長になった上に、夏の全国大会に提出するラジオドラマの脚本を任され、プレッシャーが重くのしかかっているのだ。顧問の西川(須藤理彩)から脚本の書き直しを何度もやらされて寝る時間もないし、卒業後の進路だって早く決めなくちゃいけない…。焦りと疲労が募る千夏の体に異変が起きて――遠山家がまた大騒動!?

#32

なっちゃんのひとやすみ

千夏が学校で倒れた!?知らせを受けた直史は、お弁当に賞味期限の切れた合いびき肉を使ったせいだと思って大慌て!急いで学校に駆け付けるが、千夏はまだお弁当を食べてはいなかった…。どうやら部活の疲れがたまっていたようだ。養護教諭の菊田先生(原田佳奈)のドクターストップの意見を聞入れ、直史は千夏を家に連れて帰る。心配した西川が電話をかけてくるが…。翌日、千夏は布団から出ることができず、学校を休んでしまう――。

#33

パパ VS 西川先生

千夏が学校を休み、夕方になって西川が遠山家にやって来る。夏の全国大会に向けて正念場の今、部活を休んでいる場合ではないと言わんばかりに千夏を連れ戻しに来たのだ。「このつらい時期を桃子さんが乗り越えたように、千夏さんも…」と、姉・桃子(大友花恋)を引き合いに出す西川に、直史は――「千夏は、桃子ではありません」。直史のはっきりした態度に、2人の会話をこっそり聞いていた千夏は驚いて――。

#34

パパの応援

千夏が苦労して書き上げたラジオドラマの台本に、ようやく西川のゴーサインが出る。「素晴らしい台本です」と褒められた千夏はホッと一安心。さっそく本格的に作品作りが始まり、海浜高校放送部は一気に動き出す!そして完成したラジオドラマは見事に全国大会への出場が決定!千夏は直史のお弁当を持っていざ東京へ!でも直史は、姉の桃子の時と同様応援に行かないと決めていたが、千夏のことが心配になり電話して本人に聞いてみることに。すると意外な答えが帰って来た――。

#35

なっちゃんの全国大会

全国大会に出場中の千夏たちは、ラジオドラマ部門で見事に決勝進出!午後の決勝戦を前に腹ごしらえをしておきたいのに、胸がいっぱいの千夏は食欲がわいてこない…。そんな千夏の元に、桃子が応援に駆け付ける。一方その頃、海浜では、千夏のことが心配で落ち着かない直史は、決勝に臨む千夏を遠くからでも応援しようと、いつも通りにお弁当を作り始め、千夏の携帯にその写真と一緒にお品書きを送る――。 いよいよ決勝戦!千夏は優勝できるのか!?そして大会の後、千夏が決断する進路とは――!?

#36

なっちゃんの進路

2019年9月。パパ直史(藤木直人)は2月の『坊ちゃんマラソン』に向けて毎朝、赤星(片桐仁)と一緒にジョギングに励んでいる。明日はそんな直史の誕生日だが、ここ数年、千夏(當真あみ)がまともに誕生日プレゼントをくれない…。一方、直史の寂しい気持ちをよそに受験勉強に打ち込む千夏は、姉・桃子(大友花恋)と同じ愛媛を離れ東京の慶明大への進学を決意。でも家族に打ち明けることがなかなかできなくて――。大きく羽ばたこうとする千夏!果たして直史は子離れできるのか――!?

#37

パパの節約術

11月。千夏は慶明大学の指定校推薦入試を受験することが決まり、試験まであと2週間を切った。そんな中、10月の消費税増税も重なって、慶明大受験費用やその旅費など千夏の大学進学費用が遠山家の家計を圧迫。「お弁当のおかずも贅沢はしていられない」と節約に乗り出す直史は、『坊ちゃんマラソン』へのエントリーをキャンセルすると言い出して――。そしていよいよ、千夏が受験のために東京へ行く日がやってくる!!果たしてパパが出来ることは――。

#38

なっちゃん受験する

受験前夜に東京の桃子のアパートに泊まった千夏は、緊張のあまりほとんど眠れずに朝を迎えてしまう。午前中に小論文、午後に面接と一日に渡る試験のため、桃子にコンビニで買った昼食を渡された千夏は、試験会場までたどり着いたものの、泣きそうなほどの不安に襲われて…。桃子がいくら励ましても千夏はネガティブな発言ばかり。すると、「なっちゃん!」――振り返ると、なんと直史が立っていた――。

#39

合格発表

いよいよ慶明大の合格発表の日。合否の結果のいかんにかかわらず、家族のリアクション、特にパパのうざったいリアクションが気になる千夏は学校で担任の東山(池田鉄洋)と一緒に発表を待つ。そして結果は――見事合格!直史も、東京の桃子も、放送部のみんなも、靖子(市毛良枝)と健三郎(平泉成)も…みんな大喜びだったが――。
その夜、直史は赤星の店で祝杯を挙げる。赤星は「豪華な料理でごちそうするよ」と千夏の合格を我が子のことのように喜び、帰り際、直史に明日のお弁当のおかずを持たせてくれて――。

#40

星になった赤星さん

赤星がジョギング中に突然亡くなってしまった。「俺がいてやれば…」一緒に走らなかった自分を責める直史を、嵐山(パパイヤ鈴木)は「あれがあいつの運命だったんだよ」と優しくなだめる。
直史が通夜から帰宅すると、千夏が寝ないで待っていた。赤星の作ったお総菜を何度も食べてきた千夏も、胸にぽっかりと穴が空いて…。翌日、直史は赤星との日々を思い出しながら、あるお弁当を作る――。
そしてついに、パパとなっちゃんのお弁当、通算700個目へのカウントダウンが始まる――!!

#41

お弁当ファイナルカウントダウン

年が明け、千夏(當真あみ)の心はすでに東京へ…新生活が楽しみで仕方がない!そんな中、パパ直史(藤木直人)が『坊ちゃんマラソン』に挑戦する日がやってくる。応援に駆け付けた千夏たち家族が見守る中、直史はふらふらになりながらも制限時間ギリギリにゴールし、見事フルマラソンを完走!ところが次の日の朝、694個目のお弁当作りに大ピンチが訪れる――!

#42

お弁当の危機

千夏は母・鏡子(中越典子)から高校卒業と大学合格のお祝いをもらってホクホク顔。東京へ旅立つ千夏は鏡子と二人で、「お別れするとき、パパ、泣くかな?」「多分、泣くね」と笑い合う。当の直史は「絶対に泣かない!」と豪語した上に、「なっちゃんからは感謝の言葉があふれるはずだ」と自信たっぷり。
そんな中、千夏は友達3人で日帰りの卒業旅行をすることになり、直史に3人分のお弁当を作ってほしいとお願いする――張り切る直史が、お弁当を作り上げたとたん、緊急事態が発生する――!

#43

パパ、倒れる

直史が倒れ、千夏は日帰り旅行を切り上げて病院に駆け付ける。幸い命に別状はなく千夏はひと安心するが、直史は、検査結果が出るまで入院した方がいいという医師の勧めも聞かずに「入院したらお弁当が作れない」と、さっさと仕事に戻ってしまう。ところがその夜、直史は仕事からなかなか帰って来なくて…。直史の居場所を知った千夏は「明日のお弁当はいらない」と大激怒!通算699個目のお弁当の行方は!?

#44

700個目のお弁当

ついに700個目のお弁当の日がやってきた。朝早くから慣れた手つきで卵焼きを作る直史は、これまでの出来事を思い出して涙が込み上げてくる。二日酔いで苦しんだり、献立に苦労したり、千夏と何度もケンカをしたり…。こうしてお弁当を作るのも、今日で最後だ。「よし……完成」。直史は最後のお弁当を千夏に渡すと、出掛けて行く千夏の後ろ姿を静かに見送る。そして昼休み、千夏はクラスのみんなに見守られながら、最後のお弁当を開ける――そのメニューとお品書きは――!?

#45

いってらっしゃい、なっちゃん

3月。千夏は無事に高校を卒業し、いよいよ東京へ旅立つ日がやってくる……が、そんな大事な朝に千夏はまさかの寝坊!?急がないと飛行機に間に合わない!にもかかわらず、直史はタイミング悪く入学祝いのプレゼントを渡そうとして……それどころではない千夏は、プレゼントを早く渡せとばかりに手を伸ばし、「いいからパパ!パス!」――やっぱり最後の言葉はパスだった!?ガッカリする直史だったが――。
大事な娘との思い出を残すために3年間毎朝作り続けたお弁当が、最後の最後に奇跡を起こす!
パパとなっちゃんが繰り広げた笑いと涙の物語、ついに感動のフィナーレ!!

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