10歳 〜 19歳男性2014/02/16 01:45:42
設楽祐輝警部
本日は、雪で学校も塾も休みなので、自宅謹慎中ということになります(笑)
さて、本日も拝見させていただきました。
とても楽しかったです。
●新しい演出
今までは、「警部たちが調査を進める→時々想像→事件を解決」みたいな流れでした。
これが、ドラマの王道とよばれるパターンだし、推理小説もそのような公正です。
しかし、今回は…。「警部たちが少し調査→大量の想像、妄想→事件を解決」でした。
こんなに、想像や妄想の多い刑事ドラマは初めてです。しかも、想像、妄想する人が脇役の三田山家政婦…。
新鮮すぎますヽ(´Д`;)ノ
でも、楽しかったです。
刑事ドラマや推理小説に革命が起きた瞬間だと思いました。
●楽しかった点
・三田山家政婦の無理がありすぎる妄想。
しかもその中に、18係のメンツや、被害者まで登場して、ツッコミを入れるところが面白かったです。
個人的には、高村が去り際に「首が痛い。
死後硬直か?」というところがツボでした。
・「つぶや奇跡堂」という店の名前が笑えました。
・北里巡査長、海月警部、設楽巡査の繰り広げる「恋のサッカー」で爆笑しました。
久々に笑いました。
●キュンキュンした点
海月警部が「キュンキュンしてます」と言いながら、恋愛小説に興奮している姿を見て、キュンキュンしました。
ここまで人の心をキュンキュンさせるのは、犯罪です。「密室の恋」です(笑)
手錠かけに行きたいです(笑)
●考えた点
ゴーストライターについてです。
森山警部補は、ゴーストライターの存在を
知った瞬間に魅力を感じなくなってしまった
ようですが、僕はそうは思いません。
つまり、作る人とそこから出来た「芸術」は違うと思うのです。
確かに芸術作品の背景に、悪いものがあるのは、悲しいことです。
僕は「戦力外捜査官」という小説をきっかけに
似鳥鶏さんのファンになり、他の小説も読みました。
でも、僕がその小説を読み始めたのは「戦力外捜査官」が素晴らしかったからであり、
似鳥鶏さんが書いたからではないです。
だから、もしコピーライターが書いていても
「戦力外捜査官」のことは、嫌いになりません。
(本当にごめんなさい。似鳥さんのことを疑っているわけではないです。あくまで、たとえです。
ごめんなさい。)
だから、周りに惑わされず、作品そのものを見るべきだと思います。
そしてそれは、人間にも言えることです。
貧乏か裕福か、容姿が優れているか劣っているか、頭はいいか。
人間は、小さく理不尽なものさしで、人のことを測りがちです。しかし、そんなふうにせず、
心を見るべきだと思いました。
人間の性格や心はその人が今まで築き上げてきた「芸術」であり、評価の対象はそこなのだから。
今回は、とても近い話題なので感情的になって見ていました。
楽しかったです。