【3問目】
久しぶりの ”奥様自慢合戦”
今回は百万石の城下町金沢に参りました。したがって皆さんは、時代劇のお武家さんの奥方です。
他のメンバーを勝手に誰でも名指しして、様々な自分のことを自慢しあって下さい。
小遊三 木久蔵様の奥方様。
木久蔵 はい。
小遊三 うちなんか越後屋がいつも、菓子折りの下に山吹色の小判を敷いて付け届けしてくれますのよ。
木久蔵 あらぁ、お主も悪よのぉ。
 
たい平 あら、歌丸さんの奥方様。生きてらっしゃるかしら?
歌 丸 おかげで達者でざますの。
たい平 宅の主人は剣の達人でございまして、前田家一番の剣士。この間も御前試合で優勝したんでざますのよ。
歌 丸 あら、御前試合で優勝したんざあすか。宅の主人なんか午後の試合でも優勝したんでざあすよ。
好 楽 小遊三様の奥方様。
小遊三 なんざます?
好 楽 我が家には家宝伝来の金の塊がざくざくあるんでございますよ。金でございますのよ。
小遊三 金の塊?そんなもんが何よ。うちへいらっしゃい、うちだって金の塊よ。大腸菌にコレラ菌。
   
たい平 あら、好楽様の奥方様ぁ。
好 楽 気持ち悪い。
たい平 うちの主人は代々前田家の足軽を勤めているんですのよ。
好 楽 何が、足軽よ。あたしなんか尻軽じゃないの。
歌 丸 ちょっと楽太郎さんの奥方様。
楽太郎 何よババア。
歌 丸 まぁ、亭主が可哀想ですね、こんな嫁を貰ってね。実はうちの馬小屋には自慢できる駿馬がずらっと揃ってるんでございますのよ。
楽太郎 あら、何よそれくらい。うちの馬小屋には圓楽師匠がお住まいよ。
   
好 楽 端のたい平様の奥方様。
たい平 はあい。
好 楽 我が家の庭には京都から運ばせた、枝垂れ桜でいっぱいでございますのよ。
たい平 あーら、好楽様こそ見るからにおっぱいが枝垂れ桜。
小遊三 歌丸様の奥方様。
歌 丸 はい。
小遊三 うちのご先祖は戦国時代、一騎当千と言われた豪傑だったんですのよ。
歌 丸 まあ、うちの先祖だって、一期目は当選でしたけど、二期目は落選したんですのよ。
歌 丸