【3問目】
皆さんは安宅関の武蔵坊弁慶です。
そこで ”弁慶北陸旅日記” 勧進帳ならぬ旅日記の冒頭部分を読み上げて、「だが!」と結んで下さい。
で、私が富樫になりまして、『いかがいたした』と見栄をきりますから、その先を答えていただきたい。
歌 丸 山中温泉で呼んだ芸者は、美人の上に大変な気品があった。だが!
圓 楽 いかがいたした。
歌 丸 歳は九十だった。
 


木久蔵 越前蟹を食べた。だが!
圓 楽 いかがいたした。
木久蔵 私より脳みそが多かった。
 


小遊三 我々一向は奥州平泉の藤原家を目指している。だが!
圓 楽 いかがいたした。
小遊三 藤原家に紀香はいない。
たい平 あ、この加賀の街と言う所は、想像していた通り美しい街であった。だが!
圓 楽 いかがいたした。
たい平 人の心はさらに美しかった。
 


好 楽 あの有名な輪島塗りに一日入門をした。だが!
圓 楽 いかがいたした。
好 楽 その魅力にかぶれた。
木久蔵 今日ワシを見た男が、ワシより松平健の方がいい男だと言っておった。だが!
圓 楽 いかがいたした。
木久蔵 松平健にはいやんばかんは歌えない。いやん、ばかん、うふん、そこがお乳なのあはん。いやん、ばかん、うふん、そこがお乳な・・・
圓 楽 山田君一枚持ってって。
圓 楽 あんなに持ってっちゃったよ。
 


楽太郎 こん平さんの病気回復を祈り、メンバー全員で、能登一の気多神社に参拝した。だが!
圓 楽 いかがいたした。
楽太郎 たい平は来なかった。
 

歌 丸 旅館に着いてすぐさま女湯を覗きに行った。だが!
圓 楽 いかがいたした。
歌 丸 由美かおるはいなかった。
小遊三 右にアルプスの残雪をのぞき、左に桜島の噴煙を見、そして眼下には函館の夜景が美しい。だが!
圓 楽 いかがいたした。
小遊三 俺は一体どこにいるんだろう。
楽太郎 旅の途中、金沢にて立派な九谷焼の壷をもろうた。だが!
圓 楽 いかがいたした。
楽太郎 どう使うか。歌丸の骨壷にでもするか。でへ、うわはは。
歌 丸 ばーか。
木久蔵 能楽堂に能を見に行った。だが!
圓 楽 いかがいたした。
木久蔵 お前もやってみないかと言われて答えてやった。ノー!