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【3問目】
ご存知の通り明日は敬老の日です。しかしその日を目の前にして離婚騒動が起きたら一体どうなるでしょう。皆さんお婆さんになって離婚の意思を伝えて下さい。で、私がお爺ちゃんになって「今更何を言うんだ。」って言いますんでさらに続けて下さい。 |
たい平 |
私この歳になって好きな人が出来てしまって毎日会ってる気がするんです、別れて下さい。 |
歌 丸 |
今更何を言うんだい。 |
たい平 |
早実の斉藤投手、佑ちゃ〜ん!! |
歌 丸 |
いい歳してバカだねまあ。 |
楽太郎 |
おじいさん、もうあなたの顔は見飽きましたから別れて下さい。 |
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歌 丸 |
私も見飽きたよあんたの顔は。 |
楽太郎 |
いやいや、私はやっぱり馬面が好きなんです。 |
歌 丸 |
後で電話掛けといてやるから。 |
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昇 太 |
おじいさんもう出てって下さい。 |
歌 丸 |
今更何を言うんだい。 |
昇 太 |
田中んちのおじいさん、あんたんちは隣です。 |
木久蔵 |
もう一緒になって64年、別れましょうよ。 |
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歌 丸 |
今更何を言うんだい。 |
木久蔵 |
2年、4年、8年、16年、32年、64年、バイバ〜イ! |
歌 丸 |
いやいやこれは見直しました。ちゃんと計算できるんですよね。一枚あげて! |
木久蔵 |
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小遊三 |
もうあたしはあんたみたいな人は嫌!別れましょ! |
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歌 丸 |
今更何を言うんだい。 |
小遊三 |
嫁の肩を持つのはわかるけど、嫁の乳まで持ったでしょ! |
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木久蔵 |
ガタガタ言わずに別れましょうよー! |
歌 丸 |
今更何を言うんだい。 |
木久蔵 |
奥歯ガタガタさせて、ガタガタしてっとたたっきるぞ!! |
歌 丸 |
そんなばばあがいるわけねーじゃねーか! |
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小遊三 |
もういい加減別れましょうよ。 |
歌 丸 |
今更何を言うんだい。 |
小遊三 |
いつもあー、傍にいるけど、あんた誰? |
歌 丸 |
これは別れた方が良さそうだよ。 |
たい平 |
50年目の浮気くらい大目に見ろよって別れて下さい。 |
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歌 丸 |
今更何を言うんだい。 |
たい平 |
開き直るその態度が気に入らないのよ〜、3年目の浮気くらい大目に見てよー、両手をついて謝っても許してあげない! |
歌 丸 |
山田君、一枚持ってって。 |
楽太郎 |
ないもん。 |
歌 丸 |
え? |
楽太郎 |
ないもん。 |
歌 丸 |
じゃあ楽さんの持ってって。 |
楽太郎 |
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木久蔵 |
俺は村長だ村長だってえばってばっかりいて、幸せなんて一つもなかったんだから、別れましょうよ! |
歌 丸 |
今更何を言うんだい。 |
木久蔵 |
人の意見も尊重して! |
楽太郎 |
お願いですから、離婚届にハンコを押してください。 |
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歌 丸 |
今更何を言うんだい。 |
楽太郎 |
反抗的ね!やるかじじい! |
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たい平 |
おじいさん、少し話が長くなりますがおしまいまで聞いて下さい。実はお爺さんより素敵な人が目の前に現れたんです。 |
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歌 丸 |
今更何を言うんです。 |
たい平 |
この人というのは、仕事はたいした事はしてないんですが、これは運をもってる人でございまして、最初に買った土地が東京都の区画整理にあって10倍の値段で売れまして、その後買った土地が高圧鉄塔が上に建ちまして立ち退き料と慰謝料で何十億円も貰いまして、今度は横浜の方で自分の山田町という名前が付いてるところに4階建てのエレベーター付きの家を建てましたところ、そこに何と来年には地下鉄の駅が出来るんだそうで、これを100倍で売ったらお前と一緒になろうと言って、まあ仕事は大した事をしてないんですが、仲間が言うにはわらしべ座布団長者と言われています。おじいさん紹介させて下さい。今度の彼はこの人です。一緒に座りましょう。 |
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歌 丸 |
山田君、その労力に免じてもう一枚やってよ。 |
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歌 丸 |
今たい平さんが言ったことはほとんどが合ってますんでね。 |
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