【3問目】 故郷の温もりが恋しくなる冬ですけども、そこでおばあちゃん故郷自慢合戦といきましょう。 皆さんおばあさんとなって、他のメンバーを指名して、冬の故郷の自慢話をしていただきたいんです。で、指名された人はそれに答えてもらいたいんです。 小遊三 それじゃあ黒っぽいのが一番目立つから、楽太郎ばあさんや。 楽太郎 今留守。 小遊三 さっきちらっと影を見た。うちの田舎じゃね、ほうとうとかねけんちん汁ってえのがね、これがうめーんだ。 楽太郎 けんちん汁が何よ！うちの故郷じゃ県知事が甘い汁吸ってるわよ。 楽太郎   好 楽 隣の木久蔵のおばあちゃん。おばあちゃん！ 木久蔵 はいはい、呼んだような気がするんだけど何なんですか。 好 楽 ちょっと聞いとくれ、私の故郷は雪国だから一月になるとめちゃめちゃに寒いんだよ。 木久蔵 あーそうなの。私のところも一月は寒いんだけど、この分だと八月はもっと寒いんじゃないかしら。 たい平 楽太郎のおばあさん。 楽太郎 もういいわよ。 たい平 私の故郷秋田ではね、まだナマハゲっていう風習が残ってるのよ。 楽太郎 あそこに連れて来たやつ？ 楽太郎 木久蔵 昇太さんのおばあちゃん。 昇 太 あい。 木久蔵 私はね、シベリアにいたんですよ。シベリアは寒くなると、道がしべりやすいんですよ！ 昇 太 私の故郷のコロンビアでは道が悪くてよくコロンビアすいよ！ 昇 太   楽太郎 たい平ばあさんよ。 たい平 あ、なんですね？ 楽太郎 故郷のオホーツクじゃ、流氷に乗ってアザラシが来るんじゃ。 たい平 オホーツクじゃアザラシが…。うちの田舎はね、昇太さんの師匠がね、流氷に乗ってやってきますよ。えー、春風亭りゅうひょうと言えばー…。 たい平   木久蔵 好楽おばあさんや。 好 楽 はいはいはい。 木久蔵 私の漁港ではね、ズワイガニが沢山取れて、ズワイガニ御殿が沢山建ったんだよ。 好 楽 ズワイガニ御殿ー？冗談言っちゃいけませんよ、あたしの村のね、漁港ではね、ホタテ貝が沢山取れて儲かって、軒並みほったて小屋が建ってんだよ。 好 楽   昇 太 木久蔵ばあさん。 木久蔵 はいはい、何か御用がおありなのかな？私のことを今呼んだ様な気がするけど･･･。 昇 太 喋れないよ！ばあさんや。 木久蔵 なんだよ。 昇 太 うちの故郷の山に向かって大きな声で呼びかけると、ヤッホーとやまびこが返ってくるんじゃよ。 木久蔵 私の故郷なんて連山で、ヤッホーって言うと、アッホーアッホーアッホーって返ってくるんですからね。 木久蔵   好 楽 ちょいと安心しちゃダメだよ。小遊三おばあちゃん。 小遊三 近くに話掛けないであっちの方に話し掛けろ。 好 楽 うちの故郷じゃな、かあさんが〜よなべーをして、手袋〜編んでくれるのじゃよ。 小遊三 なんだ歌かそれは？そんだれば、おらの田舎では娘が、着てはもらえぬセーターを〜、涙こらえて編んでーますー。はい。 小遊三 女〜心の〜未練ーでしょ〜。あなたー恋しい〜…。 好 楽 女〜心の〜未練ーでしょ〜。あなたー恋しい〜…。 歌 丸 えー、下手な歌が続いているようですけれど、どうやらお時間が来たようです。今週はこの辺でお別れしたいと思います。どうもありがとうございました。