【3問目】 8月11日は三遊亭円朝師匠のご命日です。そこでね、円朝師匠の名作、「牡丹燈籠」にちなんだ問題です。あたくしが幽霊のおつゆさんになって新三郎さまならぬ皆さんの所へ出て行きます。例えばね、『カランコローン…小遊三さま』と訪ねていきますので何か答えて頂きたい。 歌 丸 あたしがおつゆになるから。 円 楽 今そうめんやって今度はおつゆ？ 円 楽 …それ絶対おかしい。毛が生えて嬉しいでしょ。 歌 丸 うるせぇ！   歌 丸 カランコローン…小遊三さま。 小遊三 いいとこへ来たな！こっち来てくれよ。暑くてしょうがねぇから。 歌 丸 うまいね。   歌 丸 カランコローン…木久扇さま。 木久扇 お前は下駄がカランコロン、私は頭の中がカランコロン。   歌 丸 カランコローン…たい平さま。 たい平 ご苦労様。なるほど、幽霊が運ぶからゆうパック。あ！足が無いから遅く配達になっちゃったんだ。 歌 丸 うまいねぇ、山田君、たい平さんに二枚やってよ。   歌 丸 カランコローン…昇太さま。 昇 太 向こう行けよ！俺生きてるお嫁さんが欲しいんだよ！ 歌 丸 カランコローン…円楽さま。 円 楽 おい、定吉！おつゆさんが来たよ。毎日香を持っといで。 木久扇 本物みたい！ 歌 丸 これやらないわけにいかない、スポンサーですからね！   歌 丸 カランコローン…好楽さま。 好 楽 またお前嫌味に来たのかい？幽霊はお足が無い。あたしは貧乏でお足が無い。いいかげんにしろ！ 歌 丸 カランコローン…木久扇さま。 木久扇 あぁ〜、これはこれは、おつゆさん。お忙しい中をご苦労様…ねぇ〜！ 歌 丸 カランコローン…たい平さま。 たい平 あーら、あんた丁度いいところに来たじゃないの！女の子が今足りないからアニータと一緒に働いててよ〜！ 歌 丸 …あんた本当にアニータと何かなかったの？ 歌 丸 カランコローン…円楽さま。 円 楽 待ってくれ、おつゆ！おつゆ、おめぇとお岩と二股かけたのはこのたい平だい！ 歌 丸 カランコローン…昇太さま。 昇 太 じゃあすいません、コーヒーひとつ下さい。これが本当のめいど喫茶か。 歌 丸 カランコローン…小遊三さま。 小遊三 おつゆが来る。震い付きたくなるようないい女…目と目が合う…手と手が触れる…あぁ〜。 歌 丸 幽霊よりそっちのがよっぽど怖い！ 歌 丸 カランコローン…たい平さま。 たい平 私あなたのことよく知ってるからね…おつゆさんというよりもおつるさん、という感じだよねぇ。 歌 丸 山田君、二枚持って行きなさい。   歌 丸 カランコローン…木久扇さま。 木久扇 人に言うなよ。木久蔵ラーメン食べて死んだなんて。 歌 丸 山田君！二枚やってくれ！   歌 丸 そういったところでどうやらお時間が来たようです。また来週お目にかかりましょう。どうもありがとうございました！