緑まぶしい季節ですが芭蕉の句にこういう句がありますよね。「山路きて　なにやらゆかし　すみれ草」。「なにやら」という言葉が奥深い意味を持ってます。そこで今回は「なにやら」を活かして変え句を作っていただきたい。 円 楽 怪しいぞ　なにやら占う　霊能者。   小遊三 福山に　なにやら似てる　色男。 昇 太 受験生　なにやら絵馬に　願い事。 木久扇 お菓子食べ　なにやらおかし　ははははは。 好 楽 独演会　なにやらお客は　二三人。 円 楽 知らぬ間に　なにやら上がる　電気代。   たい平 エレベーター　なにやら臭う　すかしっ屁。   木久扇 星の空　なにやら誘う　故郷へ。ワタシハ　キンセイヘ　モドリマス。 昇 太 木久扇さん　なにやら脳みそ　もれている。   好 楽 菜の花や　なにやらおぼろ　春景色。 小遊三 引越しに　なにやら似てる　夜逃げかな。   円 楽 女ども　なにやら俺の　噂をし。 好 楽 円楽は　なにやらかにやら　こうるさい。