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2021

12/25

【高校サッカー軌跡・岩手】岩手代表・苦闘の15年 2校目の王座へ 

第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。岩手代表の専大北上は、29日に奈良育英(奈良)と一回戦で対戦します。これまでの岩手代表は、全国でどんな戦いを繰り広げてきたのか。過去の成績を振り返ります。

■岩手の代表校の歩み

これまで岩手県の代表で全国選手権に出場したのは全部で9校。今大会に出場する私立・専修大学北上は岩手県史上9校目の代表校となりました。私立では2校目。91回大会に出場した盛岡中央が岩手県初の私立校での出場校でした。そして歴代の出場校のうち、全国で勝ち星を挙げたのは、わずか4校。遠野が一番多く29勝。85回大会で全国制覇を遂げた盛岡商業は19勝。元日本代表MFの小笠原満男さんがいた大船渡高校が1勝。そして専修大学北上が98回大会に初出場初勝利を挙げました。

盛岡商業が全国制覇を果たして以来、初戦を突破したのはわずか3度のみ。86回大会で遠野がベスト8になって以降、87回から8大会連続初戦敗退。なかなか全国で勝利を積み上げることができませんでした。98回大会に出場した専修大学北上は1回戦で佐賀の龍谷に勝利し、続く2回戦、PKで敗れはしましたが、強豪の東京B代表・國學院久我山を勝利まであと一歩のところまで追い詰めました。2大会ぶりに全国の舞台に戻った専修大学北上は14大会ぶりの全国2勝を目指し、この大会に挑みます。

■初戦への意気込み

専修大学北上の初戦の相手は奈良の名門・奈良育英。元日本代表GKの楢崎正剛さんらを輩出した高校です。専修大学北上の小原昭弘監督は「奈良育英はサイドからの攻撃に特徴がある。サイドからの組み立てをさせないように守備をしっかりと、そして、自分たちのパスサッカーで、まずは初戦突破を目指す」と相手を分析しています。2大会前に全国のピッチに立ったのは5番・鎌田悠生選手のみですが、キャプテンの吉武皇雅選手をはじめ、多くの3年生が全国の雰囲気を経験しています。その経験値だけは奈良育英を上回っている部分。しっかりと地に足をつけて一戦一戦、目の前の試合に集中して臨みたいとキャプテンは意気込みます。

専修大学北上の目標は、2大会前は全国ベスト8でしたが、今年は「全国制覇」に引き上げました。高い意識で練習に臨み、つかみ取った全国への切符。インターハイでは全国制覇の経験がある群馬の前橋育英に1対7で大敗し、全国のレベルを肌で感じました。夏に開いていた全国との大きな差をどのくらい埋められているのか。磨いてきた専修大学北上のパスサッカーで冬の選手権、12月29日に大きな一歩を踏み出します。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/テレビ岩手)
 

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