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2021

12/25

【高校サッカー軌跡・三重】三重高校『選手権初勝利』をかけた1回戦へ

第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。三重県代表として出場するのは、4大会ぶり2回目の出場となる私立三重高校。初めて全国選手権に出場した前回の96回大会では、初戦で栃木県の矢板中央高校を相手に2-3で敗れ、涙をのみました。今年度の3年生は、4大会前の全国選手権初出場に憧れて入学を決意した選手たち。憧れの先輩たちが果たせなかった全国選手権初勝利を目指し、1回戦で埼玉県代表・西武台高校との初戦に臨みます。

歴代の三重県代表は、全国でどんな戦いを繰り広げてきたのか。過去の成績を振り返ります。

■近年の三重県代表

三重県は県立四日市中央工業高校が第70回大会で県勢唯一の全国制覇を成し遂げるなど、選手権の舞台で結果を残し続けてきました。また86回大会では、県立津工業高校がパスサッカーで全国を魅了し、ベスト4の国立のピッチに立っています。

近年で言えば、90回大会で四日市中央工業が全国準優勝の結果を残し、国立競技場の建て替え前最後の92回大会で全国ベスト4の結果を残しました。逆に、90回大会以降、過去10年では四日市中央工業以外に全国選手権で勝利を挙げた高校は1つもなく、三重県代表校の初戦突破率はわずか30%に留まり厳しい状況となっていて、三重高校にとって4大会ぶりの全国選手権の初戦は学校初勝利だけでなく、三重県代表としても大きな意味を持ってきます。

■全国選手権の初勝利へ

前回出場した96回大会の初戦は、2回戦で栃木県の矢板中央高校と対戦し、2-3で敗れている三重高校。当時コーチとしてベンチに入った徳地俊彦監督は今年のチームについて「初出場世代のようなテクニックやポゼッションの力はない」とした一方で、「後ろから長いボールを入れる判断ができ、バランスは良いチーム」と手ごたえを話します。

インターハイで全国ベスト16の結果を残しながら、強豪を相手に防戦一方になる試合展開を経験し、引いて守るのではなく攻める姿勢を選手権に向けて意識してきた三重高校。徳地監督が初勝利へ大きな鍵を握ると期待を寄せるのがエースストライカーで主将の吉良元希選手(3年)です。県大会ではチーム1の7ゴールをマークするなどチームの得点源で、絶対的な存在。徳地監督は「吉良がチームを一つにし、吉良がいてくれたから今の三重高校がある」と絶大な信頼を寄せています。

大会を前に吉良選手は「小さいころから意識してきた100回大会。目標はベスト4だが、この100回大会で三重県の高校サッカーの新たな歴史を、三重高校の歴史を作りたいと思っている。四中工ではなく、三重高校という存在を全国に知らしめたい」と意気込みを語りました。

全国選手権初勝利がかかる1回戦、埼玉県代表・西武台高校との一戦。三重高校が学校の歴史を変え、三重県の歴史に新たな1ページを刻むために初勝利を目指します。

※写真はエースストライカーで主将の吉良元希選手(3年)

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/三重テレビ放送)
 

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