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2021

12/26

【高校サッカー軌跡・神奈川】神奈川代表の過去成績は?最高成績は中村俊輔を擁した桐光学園

第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。一回戦で、神奈川代表の桐光学園は29日に西原(沖縄)と対戦。歴代の神奈川代表は、全国でどんな戦いを繰り広げてきたのか。過去の成績を振り返ります。

■75回大会準優勝・桐光学園

神奈川の歴史を紐解くと、各県一代表制になって以降、昭和40年代から50年代に神奈川を席巻した相模工大附属。その後、昭和の終わりから平成の初めに台頭した旭など、一時代を築いた高校の名が挙がります。

その中で、選手権最多12回の出場を誇るのが「桐光学園」です。75回大会では元日本代表の中村俊輔選手を擁し神奈川県勢最高の準優勝。また2019年には現在セレッソ大阪の西川潤選手を中心に、インターハイで初の全国制覇を成し遂げました。

選手権に7度導いた佐熊裕和監督から教え子の鈴木勝大監督がバトンを受け継ぎ、現在も「強い桐光学園」を維持。過去10年で6度、2006年以降では3年間優勝から遠かったことはなく、コンスタントに選手権の切符を掴んでいます。まさに神奈川の高校サッカーをリードする存在です。

■81回大会ベスト4・桐蔭学園

桐光学園に次ぐ10度の選手権出場の実績を持つのが桐蔭学園。初出場は平成元年。平成の前半はまさに桐蔭の時代と言っても過言ではない実績を残しました。全国大会ではエース阿部祐大朗選手を擁してベスト4。

また近年では、2011年にインターハイで初の全国優勝。96回大会では14年ぶりに神奈川代表の切符を掴むと、99回にも選手権の舞台へ。神奈川の優勝争いに絡み、全国に名門健在を印象付ける戦いを続けています。

■93回大会ベスト4・日大藤沢

インターハイでは、三浦学苑、桐蔭学園、桐光学園と2010年代だけで3度の全国優勝を果たすなど、夏に強さを発揮している神奈川勢。しかし選手権では94回大会以降、2勝をあげるチームが出ておらず苦戦が続いています。その中で93回大会にベスト4に輝き、近年最も頂点に近づいたのが「日大藤沢」です。

「日藤のマラドーナ」の異名を取った田場ディエゴが高校サッカーファンを魅了しました。近年では98回大会でベスト16入りを果たすなど、佐藤輝勝監督のもと、選手の長所を引き出すサッカーで、毎年魅力的なチームを作っています。

※写真は第97回全国高校サッカー選手権 神奈川大会決勝にて桐光学園・西川潤選手

(取材・文 高校サッカー選手権民放43社/テレビ神奈川)
 

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