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2021

12/20

【高校サッカー注目・山形】安定した守備の羽黒 県大会決勝ゴールの小玉選手も全国へ決意

12月28日に開幕する、第100回全国高校サッカー選手権大会。山形県代表の羽黒高校は、29日に行われる一回戦で、岡山学芸館高校(岡山)と対戦します。羽黒の注目選手とチームの特長を紹介します。

■県大会無失点の安定した守備

羽黒は県大会を通して5試合19得点無失点。安定した守備で勝ち上がりました。守備の中心となるセンターバックを務めるのは、キャプテンの岩村光晟選手(3年)と瀬戸遥太選手(2年)です。瀬戸選手はもともとフォワードの選手で、センターバックにコンバートされたのは、今年の夏ごろ。コンビを組む岩村選手は「(センターバックに必要なことを)短期間でできるようになった。本当にすごい」と話し、本街直樹監督も「瀬戸が入って守備が安定するようになった」と、大きな信頼を置いています。

県大会の決勝では、サイドへの展開から、最後はゴール前に詰めていた小玉翔太選手(3年)が決勝ゴールを決めました。小玉選手は持ち前の得点力に加えて、遠い方のゴールポストまで届くというロングスローも大きな武器です。小玉選手は「ケガに苦しんできたので、悔しい思いをシュートに込めた。全国でも自分が点を取って、ひとつでも多く勝ちたい」と決意していました。安定した守備に加え、小玉選手をはじめとした多彩な攻撃陣にも注目です。

■山形県勢15大会ぶりの初戦突破へ

山形県の代表校は、全国では僅差の試合も多かったものの、ここ14大会連続で勝ちがありません。本街監督は「全国大会では、内容ももちろん大事だが、何よりも結果が大事」と勝利への思いを語ります。「山形県を代表して出場するので、勝利への思いは強い。県内の選手にも、山形の高校でサッカーをしたいと思ってもらうためにも勝ちたい」とコメントしました。

キャプテンの岩村選手は「100回大会はメモリアルな大会。自分の代が100回に当たることは中学生の頃から意識していた」と100回大会出場への思いを口にします。「山形県勢がなかなか全国で勝てていないことも知って羽黒に入学した。だからこそ、山形県勢として勝利することが自分やチームの目標になっている」とコメントしています。

※写真は山形大会決勝戦で決勝ゴールを決めた小玉翔太選手(3年)

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/山形放送)
 

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