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2021

12/19

【高校サッカー注目・新潟】パスワークとハードワークの融合 帝京長岡が県勢初の日本一へ

第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。新潟県代表の帝京長岡は31日の2回戦に神村学園(鹿児島)との対戦で登場。注目選手とチームの特長を紹介します。

■パスワークと多彩な攻撃スタイルで県大会4連覇

帝京長岡は地区大会を通して5試合22得点5失点。昨年の全国大会でも注目を浴びた「磨き抜かれたパスワーク」に加え、今年は前線からのハードワークも強化。ピッチ上のどこからでもボールを奪い、すぐに攻撃に転じられるアグレッシブなスタイルが特徴です。

「昨年はあと一歩のところが足りなかった。最後の最後まで球際にこだわることを練習中から徹底的に意識している」とキャプテンの3年生・三宅凌太郎(みやけ・りょうたろう)選手が話す通り、チーム全員が常にボールを奪うことを意識。北越との県大会決勝も相手のクリアボールを3年生・佐々木奈琉(ささき・なる)選手が素早く奪い返したところから3年生のFW・渡辺祐人(わたなべ・ゆうと)選手の決勝ゴールが生まれました。

佐々木選手は今年のチームについて「(全国ベスト4になった)一昨年のチームの『技術』と去年のチームの『ハードワーク』を融合しているのが今年のチームの強さ」とコメント。また、県大会を通じて得点した選手は実に14人と、どの選手がピッチに立っても同じイメージを共有し、ゴールを奪える「全員攻撃全員守備」のサッカーで全国大会に挑みます。


■新潟県勢初の日本一へ

古沢徹監督は全国大会に向けて「2年連続で準決勝で負けてしまい、悔しい思いをしてきた。目標の日本一になるために選手と1試合1試合大切に戦っていきたい」とコメント。去年、全国大会のピッチにも立ったキャプテンの三宅凌太郎選手は「去年の準決勝でPK戦で負けてしまった悔しさはまだ忘れていない。自分にとっても最後の大会。高校サッカーで一番大きい大会である選手権で日本一を達成して、その姿を応援してくれる方やOBの先輩方に見せたい」と目標を口にしました。

県大会決勝で唯一となる決勝ゴールを決めた渡辺選手は「自分の持ち味は気持ちで突っ込んでゴールを決めるところ。全国大会でも多くのゴールを決めたい。目標は得点王」と意気込み、去年の全国大会でも1年生ながら活躍したU-17日本代表の2年生・廣井蘭人(ひろい・らんど)選手は「去年は全国の舞台で悔しい思いをした。今年は自分のプレーでチームを国立に連れていきたい」と決意を語りました。

※写真はキャプテン・三宅凌太郎選手

(取材・文 高校サッカー選手権民放43社/TeNYテレビ新潟)
 

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