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2021

12/11

【高校サッカー展望・群馬】ライバル対決制した前橋育英「もう1回日本一を」

第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。群馬代表の前橋育英は、29日の一回戦で草津東(滋賀)と対戦します。11月23日に行われた群馬大会決勝を振り返り、全国での戦いを展望します。

■前橋育英(2大会ぶり24回目)

群馬決勝は、2大会ぶり24回目の出場を目指す前橋育英(準決勝まで3試合16得点1失点)と8大会ぶり3回目の出場を目指す桐生第一(準決勝まで3試合8得点無失点)の一戦。今年度の直接対決はすでに3回ありました。これまでに、前橋育英が群馬県高校総合体育大会(5月)とインターハイ群馬県予選(6月)で2勝、桐生第一はプリンスリーグ関東第2節(4月)で1勝していて、名実ともにライバル同士の最終決戦となりました。

ボールを保持しビルドアップして攻めるサッカーが持ち味の両チームは、前半から自分たちのサッカーを試みますが、互いに体を張ったディフェンスもあり、得点とはなりません。

試合が動いたのは後半13分。前橋育英は、J2長崎内定の笠柳翼選手(3年)のスルーパスを受けた守屋練太郎選手(3年)が右足を振りぬき、先制ゴールを決めます。

追いかける桐生第一は、金沢康太選手(3年)が前線に長短のパスを送り、吉田遥汰選手(3年)らがゴールに迫りますが、前橋育英の桑子流空選手(3年)らの守備に阻まれます。1点を守り切った前橋育英がライバル対決を制し、2大会ぶりの全国切符を手にしました。

試合後、山田耕介監督は「1点差勝負になると思っていた。集中したディフェンスが鍵になると選手たちに話していて、最後まで頑張ってくれた」と選手たちの粘り強さを評価しました。キャプテンの桑子選手は「攻守の切り替えが自分たちの特徴。それが生かせた試合だった。全国大会ではチャレンジャー精神でもう1回日本一を取りたい」と話しました。

【近年の群馬県代表の成績】

前橋育英が93・95回大会で準優勝の後、96回大会で県勢初優勝を果たしています。

※写真は決勝点を決めた守屋選手

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/群馬テレビ)

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