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2021

12/12

【高校サッカー展望・岡山】岡山学芸館 目指すはIH超えのベスト4 憧れの“国立”へ

第100回全国高校サッカー選手権は12月28日に開幕します。一回戦で、岡山代表の岡山学芸館は29日に羽黒(山形)と対戦。夏のインターハイで初めて全国ベスト8に輝いた学芸館イレブンが、今度はインターハイの結果を上回るベスト4、“国立”を目指します。

100回目の選手権を前に、11月6日に行われた岡山県大会の決勝を振り返り、全国での戦いを展望します。

■岡山学芸館(2大会ぶり4回目)

岡山県大会決勝は、2大会連続の同じ顔合わせになりました。2大会連続25回目の出場を目指す岡山県作陽(準決勝まで3試合12得点1失点)と2大会ぶり4回目の出場を目指す岡山学芸館(準決勝まで3試合14得点無失点)の一戦です。

試合は前半、お互いリスクを負わず静かな立ち上がりとなりましたが、岡山県作陽がサイドを起点に徐々に攻撃のリズムをつかみます。後半になると、両チームとも前への推進力を強め相手ゴールに迫ります。しかし、共に組織的な堅い守備で得点を許しません。

延長戦を戦っても決着はつかず、試合はPK戦へ。岡山県作陽の4人目のキックを、インターハイでもPK戦で活躍した岡山学芸館・寺島紳太朗選手(3年)が体を投げだし両手で見事に止めます。その直後、岡山学芸館の5人目・坂田陸選手(3年)は落ち着いてゴール右隅に流し込み、激闘に終止符。岡山学芸館が2大会ぶりの全国への切符を手にしました。

試合後、高原良明監督は「ボールを握られ苦しい展開だった。その中でも選手が最後まで頑張って走り切ってくれた。全国では学芸館らしい攻撃的なサッカーで、インターハイの結果を上回る全国ベスト4を目指したい」と話しました。

主将の山岡亮太選手(3年)は「守備陣が守ってくれて勝つことができたので『ありがとう』と言いたい。全国では自分が点を取ってチームを勝利に導きたい」と決意を新たにしていました。

【近年の岡山代表の成績】
85回大会で岡山県作陽が全国準優勝。97回大会では岡山学芸館が初めての全国ベスト16入り。前回大会は、岡山県作陽が初戦でPK戦の末、星稜(石川)を下したが、2回戦では東福岡(福岡)の前に、試合終了間際の失点で涙をのんだ。

(取材・文:高校サッカー選手権民放43社/西日本放送)
 

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